新・中小企業診断士の実像 | |
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中小企業診断士資格の更新申請をした。私が持ってる数ある資格の中では、この資格を一番活用している。そしてこの資格は、5年ごとに更新が必要だ。私はこれで、3回目の更新。従って資格を取得し、診断士活動を始めて、15年になる。この資格の更新、結構大変である。診断士になると、絶えずこの資格更新のための診断ポイントの数を気にするようになる。
まず、理論政策研修という1日の講習を受講する。これが更新までに5回(5ポイント)必要だ。そして実務従事。中小企業さんの診断などを30日間(30ポイント)、おおむね6日間×5回の実務研修を行う。私は独立診断士だから、企業さんの研修や診断したときに、ハンコを貰う、大した作業ではないが、これが企業内診断士となると事情が違ってくる。
企業内診断士は、なかなか他社の企業診断の機会もない。私は、サラリーマン時代は、知り合いの中小企業さんに頼み込んで、診断を行っていた。その関係で、今でも付き合いのある企業さんはある。
また、企業内の方向けに、診断協会で、実務従事と言って、指導員のもと、何名か診断士が集まって、指導員の知ってる企業の診断を行う。企業内の方だから、休日開催が多い。私も以前、このイベントで、副指導員をやったことがあるが、結構大変だ。ヒアリングは平日、休日に集まって診断報告書の作成、報告はまた平日だ。もちろん企業さんまで出かけていく。かつて、ある中小企業さんでは、社長が、報告を全従業員に聞かせたいということで、食堂でに50人ほど集めて報告会をやったこともある。
とにかく、今回も理論研修の終了証書5枚、実務研修の終了証書5枚を集めたため、これに申請書を添えて、診断士協会に申請した。順調なら9月には新しい診断士カードができてくる。これで、5年は心配ない。次の更新は、67歳だ。診断士、まだやっていると思うが、次の次の更新では怪しくなる。
ちなみに、この更新ができないと、資格の休止という制度もある、メリットは、更新の研修が不要ということ、デメリットは、中小企業診断士と名乗れない。これだけだ。企業内の方は、こっちを利用する方も多いようだ。
(ようやく集まった、10枚の終了証書)