(先週出かけた百名城巡りの続きです)さて、出張最終日も忙しい。朝はJR安土駅で降りて、まず駅前にある安土町城郭資料館へ。ここは、百名城スタンプのほか、安土城の大きな模型が展示されている。模型は電動で、真っ二つに分かれる。安土城天主は吹き抜けだ。そして中には信長が踊る舞台まである。こりゃ、宣教師などが見たら驚いただろうな。
駅前で電動自転車を借りて、信長の館へ。ここには天主の上の部分が再現されている。ただし著作権があるそうで撮影禁止。信長の武具や、家康が接待を受けた食事が再現されている。こちらを撮影。
お隣の安土城考古資料館はパスして、いよいよ安土城へ。城の前にも城なび館という展示館があったが、こちらもパス。それでも入場は、総見寺(そうけんじ、そうの字が難しい字)が管理しているようでここでも料金を払う。結構、経費が掛かる城だ。そしてやっと石段を登り始める。石段には古い石仏なども転用されていた。
秀吉邸址とか前田利家邸址、森蘭丸邸址などが並ぶ。二の丸にも上る、ここには信長の墓もある。本丸はミカドの接待用に作られたそうだ。
いよいよ、天主、安土城だけは天守でなく、「天主」と書く。ここに五層七階の吹き抜け天主が建っていた。当時は樹木も大きくはなかっただろうから、下からは、タワーのように見えただろう。でも新築3年、信長は本能寺で倒れ、お城も火災で燃えてしまった。もったいないなあ。
当時は、琵琶湖はもっと深く入り込んでいて、安土城を取り囲む格好で湖があった。いまは少しだけだが、湖面が見える。
安土城城郭資料館に、「観音寺城」という安土城より一昔前の、大きな山城の模型があった。この城の登山道は整備されてなくて、登る人も少ないそうだ。時間も限られているため、スタンプとお城のある山を見上げて、登城に代える。
もう一城、今日は巡るため、駅に帰る。安土城は展示館が幾つもあって、それも駅から離れてるから、電動自転車やレンタサイクルが便利ですよ。