このブログ、お城巡りが多くなっているが、山も登っている。今回は、夏場のトレーニングにと、奥多摩は大岳山と日の出山。JR御嶽駅から、バスでケーブルカー乗り場まで。ここから今回はケーブルカーには乗らず、トレーニングのため、歩いて登る。昔はこれが御岳山の参道だった。
1時間15分ほどだったが、ケーブルカーともすれ違う。途中面白い名前の地名がある。「ろくろっ首」、急登で道がくねくねしてるからだそうだ。「あんまかえし」、盲目の方が山頂と間違えて、山を下り始めた、という場所。こんな標識が沢山あって、結構楽しめる山道だった。
そして、御嶽山へのお参りは明日にして、大岳山へ。ロックガーデン入口までは平坦な山道、そこからいよいよ登りだ。やがて、一方が崖で切れた、狭い登山道、くさり場や階段も出てきた。滑落注意だ、慎重に登る。大岳山は別名、キューピー山。それだけ山頂が尖っている、の意味だ。
そして、今はやってない大岳小屋からは岩山だ。三点確保して登る。ケーブルカーのりばから4時間近くかかって、山頂だ。山頂は霞んでいて、残念だが富士山は見えない。山頂でコーヒーを淹れ飲む。山で暖かいものは不思議と美味い。
そして下山。この日は、御嶽山の宿坊、蔵屋さんに泊まる。部屋も風呂も都内の展望がきく。夜は都内の明りが美しい。料理はもちろん精進料理。この日は累積標高差1,400m、岩山の三点確保もあり、たっぷりのトレーニングで、直ぐに寝る。
翌朝は、まず御嶽山神社にお参り。お参りするのは、20年振りほどかな。この参道には「講」の記念碑だろうか、沢山立ってる。江戸時代は、お伊勢参りのような、皆で神社仏閣に参拝する講、ツアーが流行っていたそうだ。今でいう団体の慰安旅行だな。
そして、次は日の出山。御嶽からは1時間ほど。こちらも東京都内が一望だ。そして下山は、つるつる温泉へ。アルカリ性で肌がほんとにつるつるになる。そしてクラッシックなバスで、武蔵五日市駅へ。一泊二日で奥多摩を満喫できたトレーニング登山でした。