信州北陸の百名城巡りの最後は、高岡城。金沢からあいの風富山鉄道で高岡駅へ。そして徒歩で古城公園へ。
古城公園が高岡城なんだが、どうもお城臭くない。博物館にスタンプ、お堀と石垣はあるが、それ以外は何もない。普通の公園のようだ。ただ、お堀は立派で築城当時を思わせる。
本丸跡も行ったが、ただの広場になってる。そして戦国・江戸時代とは無関係な彫刻。兼六園を真似たような池もある。
このお城は、前田二代目の利長公が入った城だ。当初は富山城に入ったが、火災で焼けた後、高岡に城を築いた。利長の死後、幕府の一国一城制で、お城は取り壊し。結局お城は5年だけのものだった。だからという訳でもないが、市民にはお城の想いが少ないんじゃなかろうか。
お城そばには、高岡大仏がある。私は小さい頃、中学生だったかここを訪問したことがある。
そしてもう一つ、氷見線に載って、雨晴駅へ。ここは天気が良ければ、雨晴海岸から、三千メートル級の北アルプスが海越しに見える場所だ。幸い、北陸の冬にはめったにない好天気。今日しかないと、雨晴へ。ジャストフィット!! 真っ白な剣・立山連峰が、富山湾越しに見えた。この風景は生まれて始めて見た。なかなか見れない景色に満足した旅だった。