さて、日本城郭検定の学習を再開する。先日の加藤先生の講座で、今回のテーマは、普請と作事、つまり土木と建築、この割合が約半分を占めると聞いた。それはそれは、キチンと学習すすればチャンスだ。でも百名城めぐりでは、ボンヤリ見たしな、ということで、今からでも行けるところは実物で学習しようと思い立つ。
まずは、名古屋城。見どころは、重文の櫓3つ、門が2つ、それに再建だが、天守。食い違い虎口、この食い違い、大きいな。
春休みとあって、朝から結構賑わってる。最初は、重文東南隅櫓。見立ては二層だが、実際は三層、下層は千鳥破風に蕪懸魚、石落としがついてる。上層は唐破風。
(東南隅櫓)
お隣の西南隅櫓は、タッパが高いね。構造はほぼ同じ。
(西南隅櫓)
本丸表二之門、接して一之門があったそうだが、太平洋戦争で焼失。
そして、人が一番多い天守、この天守は、鉄筋コンクリート製だから、正しくは、お城風のビルだ。もう何度も見ているがもう一度じっくり観る。五層七階、破風は、下から、唐、比翼千鳥、千鳥、横は、入母屋破風。懸魚は、三花懸魚と一番豪華だ。
お隣は小天守、連結式だ。二層で、千鳥破風、梅鉢懸魚だ。
奥の方、御深井丸に行き、西北隅櫓、この櫓は三階建で、日本で二番目の大きさだったような。下層は千鳥破風、最上階は良く見えないが、入母屋破風かな。櫓からお濠が見えるが、広い広い。
最後は、旧二之丸東二之門、そばに一乃門があったそうだ。門のタイプは、薬医門の発展形の高麗門、見事な出来だ。高麗門は、門が濡れるのを防ぐため、四本の柱と、門の扉の上に小さな屋根が別についてる。よく残ったもんだ。
さて、名古屋城はこのくらいにして、お次は、地下鉄で、国宝犬山城へ。続く・・