感化を受けた先生はいますか?

私自身、小中高大の各学校時代に少なからず感化されたといえる教師がいた。だから、長い期間教育の仕事をしてきていると言ってもいい。
先日、北大教育学部の2年目の学生諸君約60名に教育原理のある部分を話す機会があって、話の途中で「皆さんのこれまでに『自分の生き方考え方に少しでも影響を与えられた』といえるような先生を思い出すことができますか」と聞いたら、40人以上の学生が手をあげた。数年前にはあまりいなかったのだが、今回は多い挙手に少々うれしくなった。

教育というのは大なり小なり「共に希望を語り合える」関係が間にあるはずだ。だから、感化を受けた先生が、内容はともあれいたということは教育を受けてきたことに満足してもいいのではないかと思う。
「ところでそういうあんたはどういう影響を生徒たちに与えてきたの?」と聞かれたら自信はないが、質問をした北大生の中に「フリースクールをやっていて『よかった』と思うことありますか」と聞かれたとき「たくさんの子どもや親たちからフリースクールを開いて有り難うといわれた時です」と答えた。そういうことが質問についての答えになるのだろうか。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« ストレステスト 「脱原発」は... »