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デゴイチと呼ばれたSL


私の出た士別高校は2008年に閉校したが、1950年代にこの高校に、住んでいた和寒村から汽車にのって毎日通った。駅でいえば2つめだったが、30分近くかかったと思う。
どうしてこんなハナシを持ち出したかと言えば、今日桜を見ようと札幌市西区にある農試公園に行ったのだが、そこに私が高校に通学するために毎日乗った汽車の機関車があった。かつてデゴイチと呼ばれていたこの機関車は1976(昭和51)年に完全に姿を消したのだそうだが、私はこの汽車が忘れられない。上の農試公園にこれが「走り出そう」かのように展示されている。

ろくに冷房もない当時の汽車は夏、窓を開けて走る。機関車が吐き出す煙が車内に入り込む。顔が汚れた。そういう記憶があったが、今となっては懐かしいのひと言だ。デゴイチと呼ばれていたらしいが、当時はそういう語は知らない。
農試公園に置かれているD51型機関車を見て60年以上昔の「青春時代」の一コマを思い浮かべることができた。
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