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校内暴力増加そして児童虐待最多の年

今日24日の報道によると、小中高での校内暴力は1200件超で対教師危害は3年連続増加したこと、また18歳未満への児童虐待は354件で統計を取り始めた1999年以降最多になったとのこと、死亡した被害児童は33人だった。いずれも昨年2010年の数字である。

不登校児童生徒数も12万人で若干の変動があってもいわゆる「高止まり」現象が続いている。一方において子どもの数は年々減少している。さらに「学力」向上策にうつつをぬかす親や教師・学校。学校が楽しくない。そういうバックグラウンドが上の現象を産み出していることは誰も目にも明らかだ。子どもをめぐる環境はこれらの傾向が示すように、「明るい」とか「希望」といった言葉とは逆の状況が進んでいる。
私たちが、教育と学校に風穴を開けたいと思い立ったときの壁にあたる世界は「子ども受難の時代」だった。しかしそれから20年が経った今、この受難のレベルは高まりこそすれ低下する気配はない。

いうまでもなく子どもだけではない。自殺する人たち、引きこもりという形で自己防衛せざるを得ない多数の人びと、就職難、あらゆる層が幸せから縁遠い状況になっていることと裏表の関係だ。

どうしたらいいのだろうか。政治をめざす人たちの、本気で実現させたい気力をもったマニフェストを知りたい。

 

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