「イスラエル」関連のことを学び直す(2)

数千年にわたすユダヤ民族の苦難の歴史、この中でも信仰をもちつづけたこの人たちの信仰心(ユダヤ教、これはキリスト教にも通じるのか)。そして20世紀でのナチドイツからの非情な仕打ちなど。それらが重なって、第二次大戦後の「イスラエル建国」への一定のバックアップになったのだろう。

1948年5月14日、「イスラエルの地はユダヤ人誕生の地である」から始まる独立宣言が発せられた。アメリカのトルーマン大統領はすぐにイスラエル国家を承認した、アラブ諸国はこれを認めず、今日にいたるまで問題は解決されていない。

もともと住んでいた人たちの地を「国家」として認証することは、もちろん安易に行われることはあり得ない。私など、これに関して。もし北海道にもともと住んでいたアイヌ系の人たちが『この蝦夷の地』はわれわれの父祖が数千年間にわたって苦労して開いてきた地なのだ。「蝦夷国」の建国を追求する」と言ったとすればどういう反応が生まれるだろう。
イスラエルの問題が戦争につながらないで解決の糸口を見つける努力を国際的に深刻に行うように動きができないものか、いつもの嘆きで終わるのだが。「学び直す」などとタイトルをつけたが、その趣旨は生きていないことは重々わかっている…。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« 「イスラエル... 札幌の暑さ »