なでしこジャパン

今朝、目覚ましよりも早く妻が叫んだ「サッカー優勝したよ」。テレビのニュースで知っただけだったが、これはスゴイニュースだった。昨夜どうしようかと思ったが、朝方ならちょっと負担になる、頑張ってもやはりアメリカには勝てないだろう、そんなことでテレビ観戦は省略した。

大したものだ。詳しいコメントなどできるはずもないが、日本女子サッカーが世界一になったなんて驚きモモノキである。
それにしても「なでしこジャパン」のネーミングはやはりすてきという他ない。このネーミングは公募によって決められたという。
「なでしこジャパン」は大和撫子に直結する語であろう。単なる野花のなでしこなら、可憐とか「普通」というような意味にしかならないからだ。「大和撫子(やまとなでしこ)」なら、清楚・美しさ・凛とした、などの形容語をもつ「日本女性」を指す言葉になるから、やはり「なでしこジャパン」はサッカーの大和撫子チームという意味だ。
ただ万葉集にも「なでしこ」を歌う歌はいくつもあるし、この意味はほぼ女性にまつわる歌ということもつけたしておく。

それにしても一昨年のWBC(ワールドベースボールクラシック)で連続優勝したチーム名は、それまでの「星野ジャパン」など監督の名前を冠にしないチーム名をという原監督の要望で「侍ジャパン」だった。これもまた、不屈・闘志・自己犠牲を旨とする武士(本当かどうかは別として)のイメージが浮かび上がる。
世界に伍するスポーツでは、「日本」のスピリッツがイメージ化される。来年のオリンピックの日本チームもこの種のネーミングをつけたらという意見が高まるかも知れない。「カミカゼ何とか」はいただけないが。

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