ネット、ゲームへの依存症

親の立場から、あるいは学校の教師の立場から、子どものネットやゲームへの依存が非常に気になっているのではないか。
文春新書で岡田尊司さんという少年矯正教育を長年担当されている医学博士が「インターネット・ゲーム依存症-ネトゲからスマホまで-」を刊行している。

結論的には、インターネット依存(ゲーム依存も含めて)の若者の脳は痲薬中毒患者の脳に起きているのと同じようになったいるというのである。
これは中国の学者たちの研究結果なのだが、逆に言えば日本ではこの対応が完全に遅れているという。アメリカ、韓国、中国などでは研究が進みつつあるが日本では全くといっていいほど無防備である。

次のように記している。
大人でさえも、スマホの長時間使用によって、注意力や記憶力の低下が起きるというが、脳の発達途上にある子どもが依存した場合の影響ははるかに深刻だ。だが、誰もそれを本気でとめる人はいない。国民を守るはずの国さえも、企業側に遠慮してお茶を濁すような対応に終始している。

注意力、社会性の欠落、気力の低下や機能低下を起こし、職業生活も社会生活も困難になってしまう「現代の阿片」に注意しなければならない今日このごろだ。
どうしたらいいか、はこの書を読んで参考にしていかなければならないだろう。

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