来年は税金アップ始まる年

今年も終わる。天気予報に反して好天の大晦日。明朝藻岩山に行こうかと、まだ決めかねている。いつか見た「初日の出」を拝してすがすがしい気持ちと改めての気持ちを確かめたいということがあるが、それにしてもおっくうだという気持ちも大きい。

今朝の新聞は消費税アップがトップ記事だ。野田首相は「民主党が改革の党であるなら消費税アップをいわないでどうするか」といった意味のことを枕詞にして、長時間の党内議論の末、14年4月に8%に、15年10月に10%に引き上げる方針を決めた。

道新は、これについての国民への説明はほぼ放棄したことを付け加えている。記者団にたった4つの質問に答えただけで、7分間の会見を終えたと記している。社説で「これでは筋が通らない」という。この筋とは、国会議員定数削減や公務員給与削減を合わせなければ国民に対して示しがつかない、ことをいうらしい。
国会議員定数削減を、特に比例定数削減で行うようだが、これは国民意見の政治反映という民主主義の原則から遠のく策になるのではないか。それなら小選挙区を減らすべきだ。比例区は国民の意見の比例発揮の場であって、小選挙区は死に票をはじき出すシステムだから。

来年は消費税アップのさきがけが始まる。住民税の扶養控除が段階的に廃止される第一歩であり、秋10月からはガソリンと灯油に環境税が転嫁されて価格がアップする。再来年以降次々に税金がプラスされていく。

人の絆がどんどん薄らいできたが故に「絆」が今年のキーワードになった。かつて人間社会が適切な関係が続いていたとき、誰も絆の大事さなど口にしていない。
社会保障がどんどん悪くなっていくことを隠すように「税と社会保障の一体改革」を叫ぶのではないだろうか。

ともあれ「よいお年を」誓いたい。

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