軽減税率は「10%時」

自公が、今年1月の2013年度税制改正大綱に「消費税率の10%引き上げ時に、軽減税率制度を導入することを目指す」と明記した。
しかし両党は12日に決めた2014年度与党税制改正大綱で、生活必需品の消費税率を低くする軽減税率の導入時期をあいまいにしたまま決着した。

食料品などへの課税を低くしないと、先進国では一番高い税金になるという。だからその税金は低く抑える必要があると、自民も一応は言っていたのだが、どうもそれはあぶない。そして「10%時」に検討するというような話になっているらしい。

「10%時」というのは、10%にした時に食料品などの税金は別にするということなのか、10%になってから「いつから軽減税率を適用するか考える」のか、はっきりしないようだ。

日本語にはどうもこういう曖昧な語がある。英語ではどういうだろう?
When 10%~  というような表現になるだろうから、10%になったときに、だろう。

クルマで電話をしている女性がいた。「一時過ぎに帰る」というような語をめぐってやりとりしている。「私は1時以降、2時近くなるという意味だったよ」といっているが、相手の人は「一時になったらすぐ帰る」と理解していたらしい。

「10%時」と「一時過ぎ」、どちらも似た解釈のズレをつくりやすい言葉だ。

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