21世紀の珍事!?

「珍事」という語は不適切だということはわかるのだが、これ以上の適語が思いつかない。北朝鮮の旧側近の処刑についてである。

金正恩(キムジョンウン)第1書記の叔父で、政権ナンバー2だった張成沢(チャンソンテク)氏(67)が処刑された、しかも(今(15日0:19)のニュースによれば、銃で撃っただけでなく火炎放射器も使用されたらしいとのこと。

裁判という名に値するものでもないし、このような処刑に示される事案は独裁政治という名にも値しないのではないか。

戦前の日本でも、こんなことはあっただろうか。
例えば作家小林多喜二は1933年2月20日、逮捕された。警視庁特高係長中川成夫(警部。のちに滝野川区長、東映取締役)の指揮の下に、小林を寒中丸裸にして、警官が握り太のステッキで打って殺害した。日本にも、似たようなことはなかったとは言えない。

しかし21世紀、人権の世紀である。言語道断がまかり通る国なのか。まさにあり得ないことが行われるということで「珍事」でしかない。

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