「再発防止」の声は何度も聞いていないか

財務省の公文書改ざん問題で関係者の処分が行われた。
佐川局長は、3月に退職しているが、退職金4,999万円(この人は1982年に大蔵省に入っている)を減額(513万円)。そして当の親分麻生大臣は大臣給与の自主返納を行うとのこと(12か月分の中から170万円)。

佐川氏は例の国会証言で「訴追の恐れがあるから」といって証言を50数回拒否したが、その拒否のおかげで刑事訴追されていない。そして当の親分の麻生氏はこれらの不祥事の責任をとって大臣を辞任せよとの要望に対して、「再発防止策をとるために全力をあげるために大臣職を離れることはない」という。
このセリフ「再発防止策…」というセリフは何度聞いたことか。再発防止のために頑張るというなら、事件が何度起こっても責任をとるということはあり得ない。よくもこんなごまかしの理屈を言うものだとあきれたり悲しくなったり。

こういうニュースを聞いて、1960年に黒澤明監督がつくった「悪い奴ほどよく眠る」という映画を思い出した。
国民もこんなエライ人たちをいつまでも黙認していていいのだろうか。こんな気持ちになるのも慣れたのかな。
(これは昨日4日に記述したのだがアップすることを忘れていた)
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