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実は生きていたんだ、という説

先日の「麒麟が来る」の主人公の明智光秀は、ドラマの最後で秀吉によって討たれたことになっているのだが、実は生きのびていた、という話がある旨少し紹介されていた。

この種の話で非常に有名なのは、源義経だ。衣川の闘いで敗れて衣川で妻子とともに死んだのだが、歴史上の「判官贔屓」は義経の死は偽りだった、実は北へ逃げて再起を図ろうとした、という思想が生まれた。そしてこの義経はシベリヤに渡り蒙古に入り、ジンギスカンになった、という実にドラマティックな話がある。

明智の少し後だが、豊臣秀吉の息子の秀頼も徳川家康の攻撃により大坂城で死んだのだが、薩摩に逃れ再起を図ろうとしたという話。そして明智の件など。
日本史上の「死んだはずだよお富さん」じゃないが、死なせたくない人をその後も生かして活躍(はしてないが)することを期待したいことを物語っている。その他島原の乱の主人公の天草四郎も似た扱いを受けていた。

こういうことが物語としてあることもまた歴史の楽しさかも知れない。それらに関連する尤もらしい小説が出てくればまた面白いのだが。
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