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朝日新聞、がんばれ

各週刊誌が朝日バッシングの記事を載せている。いわく「従軍慰安婦などありもしなかったことを記事にして日本の恥を世界にさらした」と。
あの太平洋戦争で、日本軍が一部女性を「慰安婦」として性の相手を強要したということは「ウソ」だった、90年代に朝日が捏造して国際問題になった、ということである。

しかし、朝日新聞が8月5日付けで編集担当の杉浦信之氏が「慰安婦問題の本質 直視を」と書いているように、「戦時中、日本軍兵士らの性の相手を強いられた女性がいた事実を消すことはでき」ないのである。もちろん、日本軍だけでないだろうことは想像に難くない。しかし、だからといってかつての日本軍が行った事実を否定しさることはできないのである。
事実は事実として確認した上でこれからの対応を考えるべきだと、私は思う。妙にナショナリズム的見地から事実にふたをするのは、逆に近隣諸国に「反日」の口実を与えることになるのではないか。

朝日新聞はこの立場をしっかりもって「間違いは間違いとしながら歴史の眼を閉ざさないように」原則を貫いて欲しいものである。

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