「５分でわかるＴＰＰ」

一昨日紀伊國屋書店でミニ講演会をやっていた山田正彦さんという元農林水産大臣が標記のパンフレットを出している。

３００円のこのパンフを見ると、ＴＰＰに参加することになるのはいわば「亡国」の道を進むことになりそうだ。
日本よりも一歩早くこれに加わった韓国では、農業人口が減り、今大変なことになっているようだ。
そして肝心のアメリカでも外国（メキシコなど）からの安い労働賃金でも働くという人たちが大量に入り込み、雇用が脅かされているとのこと。

結局、これでもうかるのは一部の大企業だけだ。農業だけでなく医療でも大きな問題を引き起こすことになる。
医療保険なども、外国の保険会社が「自由で対等な競争を阻害された」ということで訴えることになれば、どういうことになるか、恐ろしい事態が生まれる。

こういうＴＰＰに、当初消極的だった安倍内閣は、今や、顔がそっちに向かいつつあるのではないか。