来年の課題は憲法を改定できるかどうか?

2017年も残り1日。今年は政治的には自公が大勝した総選挙結果で、次は憲法改正関連の問題が大きくクローズアップするのでは、と思っていたが、年末になっても自公はどうもこのテーマをむしろおさえようとしているのではないか、と思えるような状況だ。

議席数で3分の2を占めているが、得票数では半分いっていない。つまり、憲法改正に必要な国民の半数以上の賛成を得るという可能性は必ずしも大きくない。もちろん、過半数を得るための大運動をするだろうから、どうなるかわからないが。

改憲については、自民公明両党の温度差がありそうだし、自民党の改憲構想自体まだはっきりしない。ずっと以前言っていた新憲法草案などは戦前回帰の内容であるから、まさかこれを出してくるとは考えられない。

いずれにしても安倍首相の願いは憲法を変えることにありそうだから、自民の力がある今なんとか改憲をしようとしてくるだろう。
来年は、今の憲法、その理念をどう生かすか、また変更して戦争を堂々とできる国にするか、の大きな分かれ道になるかもしれない。

自民党の憲法草案について数点。
「前文」に、日本は長い歴史と固有の文化をもち、国民統合の象徴である天皇をいただく国家であるという。そして第1条にこの天皇は日本の元首であるとする。
また国旗は日章旗、国歌は君が代として規定する。
また憲法の第9条。これについて自民案は第2項に「国防軍」を決める。
しっかり勉強したいテーマであるとあらためて思う。

注・毎年この日は大掃除の日なのだが、今年は秋に引っ越しだったからその必要はなく、少々手持無沙汰の感のする晦日である。また体調もすぐれないので初詣などもできない。この数日間は在宅ごろごろになりそうだ。
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