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小沢一郎裁判

日頃週刊誌など買うことのない私だが、天木直人という人の意見(http://www.amakiblog.com/)に影響されて週刊ポスト4月26日号を買った。この特集は「4.26『小沢一郎判決』で何が裁かれるのか」である。
私たちはここ数年、民主党の一人のボスである小沢一郎のウラからの動きに踊らされる「小沢派」を横目で見てきた。しかし最近私には小沢派は何となく世のため人のために動いているように見えていた。自民党は「小沢を切れば消費増税に賛成する」などという言っているのを見ると、小沢氏とそのグループは国民の立場かそれに近い位置にいるように思えてくるのだ。

週間ポストは小沢氏をめぐる「暗黒裁判」の重大疑惑を32項目あげて説明する。そして日本のマスコミが総がかりで小沢疑惑報道を繰り返した。「小沢氏はシロ」などというのならいわば国賊的な立場に追い込まれそうな雰囲気だ。
もし同誌が報ずるように小沢裁判が国策的でっち上げであるなら、これ以上ひどい話はない。しかし思い返せば、日本人は戦後松川事件を初めとして、国家権力によって想像を絶するでっち上げ事件と裁判を経験させられた。私はそういう戦後の民主主義下に起こった事件裁判を知っているから、小沢裁判が報じられるような背景をもっていたとしても「あり得る」という気持ちになる。

小沢氏を政治的に抹殺する「人物破壊」の発端は西松建設違法献金事件だったという。党代表の地位を奪ったのは彼の秘書大久保逮捕だった。政治資金収支報告書に虚偽記載したという嫌疑だった。このあたりから全部で32項目の疑惑をポストは記している。こういうことがあり得るのなら日本は暗黒だ。

野田内閣は消費税アップと原発稼働にひた走る。その道に小沢氏がカムバックしたなら(4月26日判決で無罪になったら)大変なことになる。そういう意味の線上で小沢有罪が描かれるかも知れない。

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