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札幌から東京までのJR新幹線は?

報道によれば、「国の財政支援、当面はJR北海道に3年間で1302億円、JR四国に5年間で1025億円の支援を行う。具体的には、青函トンネルや本四連絡橋の修繕費の助成金を出すほか、増資にも応じて設備投資の資金を提供する。それ以降の支援内容は、再建の進み具合をみながら改めて検討する」と。
新幹線を札幌まで引っ張る計画は進んでいる。ここにも膨大なおカネがかかるし、この工事によって生じる土の始末についての見通しもはっきりしていない。

ダイジョウブか?と想っているのは私だけではないだろう。

道北の和寒町に業務上しばしば行くのだが、JRも使う。しかしむしろ多くは路線バスだ。たまに乗るJRは(私が乗る時は)がら空きだ。つまり道内でも移動する場合、自家用車以外はむしろバスが多い。なぜか、費用がJRと比べてはるかに安い。半額だ。多少かかる時間は長いがそのハンディキャップは問題ではない。

東京や本州東北地方に旅しなければならないとき、多くの人がJRを使うようにならなければ採算とれないだろう。しかし飛行機に比べてJRはやはり高い。そして青函トンネル経由の新幹線に乗った体験でいえば、もう二度と乗りたくないという気持ちだ。ほとんどがトンネル、暗闇の中を、決して快い乗り心地ではない。「話のタネに一回は新幹線で青函トンネルを通ってみよう」ということで体験はしたが、費用、かかる時間、乗り心地などでもう二度とこれに乗りたくない。

飛行機はどちらかと言えば、あまり好きではないのだが、あのJRと比べるとまだマシだというのが偽らざる感想だ。

だからJRをたくさんの人が利用するようになるためには、まず料金を飛行機よりもうんと安くしなければならないだろう。そういうことはできるのだろうか。できない?

私の考えが間違っているかも知れない(多くの人がやはり札幌から東京まで4時間前後で行けるJRを使いたいと思うのなら)、それはそれでOKだろう。しかし苦労してカネをかけて10年後に札幌から東京まで新幹線ができて満員御礼の乗車になるのだろうか。それ以外の例の土の問題もあるだろうに。尤も、この鉄道の新設は国家の未来にかかわる基本インフラだ、カネの問題ではない、という国民的一致があるのならそれはそれでいいのだろう。

私はこのJR構想はものすごく不安であるし、心配だ。多くの人はそうでなくやるべきだ、ヤレヤレというのだろうか。



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