「いま子どもがあぶない」(福島原発事故から)

ふくしま原発事故から子どもを守る「集団疎開裁判」が行われています(仙台高裁)。

「福島原発事故」による放射能による影響は「問題にするほどでない」的な報道が行われてきました。しかし、現実は、特に子どもたちの「甲状腺検査」によって、福島県の13市町村の約4万人の子どもたちの36%に甲状腺に異常があるといいます。
裁判は、この事実認識にたって「1日も早く子どもを非難させ放射能の被曝から逃す」ために裁判所に避難の救済を訴え出たものです。日本政府に対して、原発事故の加害者として責任を求める裁判です。第一審は訴えを却下したので仙台高裁に対してこの判決を見直すことを求めています。
この判決が出るのはまもなくとのことです。
次のホームページを参照してください。
「ふくしま集団疎開裁判ホームページ(http://www.fukushima-sokai.net/)」

この裁判については元外交官天木直人氏のブログで知ったのですが、天木さんは安倍首相夫人に、この裁判に関しての「公開直訴状」を出しています。
http://www.amakiblog.com/archives/2013/04/08/#002550

「疎開」という言葉は、その昔アメリカの空襲をさけるために都市部に住む人たち、特に子どもたちを田舎に一時的に避難させる意味で使われていました。疎開、これが原発事故から2年たって「今子どもがあぶない」とされてその必要性が叫ばれていることに異常性を感じます。

 

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