kametaro爺さんのよもやま話(ペイント画を含む)

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歌舞伎は、どのように育ってきたのだろうか・・・その3

2016-05-24 13:30:24 | 日記

2.  多様な歌舞伎の演目とは  

2-1.  現在、上演される歌舞伎の作品数は400本。

このような経緯から、上演作品は、一口に歌舞伎の作品といっても、その成り立ちと内容はバラエティーに富んでいます。

 現在、上演される歌舞伎の作品数は、およそ400本といわれています。この中には、歌舞伎が他の芸能から取り入れた作品も多く存在します。

これらの作品のうち、最も数が多いのは、人形浄瑠璃(にんぎょうじょうるり)の作品を歌舞伎化した「義太夫狂言(ぎだゆうきょうげん)」です。また歌舞伎のためにかかれた作品の中にも、能や狂言に取材した「松羽目物(まつばめもの)」とよばれる舞踊作品や、落語や講談、当時の流行小説を取り入れた作品が存在します。

 

2-2 また歌舞伎の作品は、その内容から大きく「時代物(じだいもの)」と「世話物(せわもの)」に分類できます。「時代物」は、「軍記物(ぐんきもの)」とよばれる合戦を描いた物語や、各地に伝わるさまざまな伝説などから着想して作られました。

一方、江戸時代の町人の世界を描いた「世話物」は、おもに当時起こった殺人・心中・強盗などの事件を脚色して作られました。

そしてこれらの多様な作品の内容を「それらしく」表現するため、さまざまな演技や演出が工夫されていきました。

 


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