4 エピソード
ひさしの家を訪ねて 好子夫人の母親談
「浅草橋の頃合いましたけどね、何もしゃべらない人でした。」「無口の人なんですね。」と筆者。
「雑誌社や出版社などのが大勢来るが、対応しようとしない人なので、好子が皆してましたね。」
「ひさしが仕事に人を家に呼んで仕事をしていたときは、その接待や食事を好子が引け受けて、私も手伝いましたよ」
市川の建売の社員に案内されて見に来た家族づれの姿が「夏休み」に描写。
まもなく、この近くに新線が敷かれることになておりまして、しかもその新線は都営地下鉄につながります。銀座まで35分か40分で出られるんじゃないでしょうか。空気よし、都心に近し、この辺は穴場でございます。「でも、千葉県というのがね」ブルゾンを粋に着こなした40前後の男だった。((春休み)より)
井上ひろしは、ペン先1本から世界にと広がっていった人間ですね。今まで講義を受けた小説家の多くが、強い個性を持っていましたね。井上ひさしも同じですね。(108)
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