菅原道真（天満宮）は、どんな人（話は専門的？）・・・その5

4　菅原道真の学問（貴族学）

　4-1　文章得業生時代　［867年］学問のため、時間が足りない時は、朋友との談笑を断ち、妻子との団欒を廃した。
4-2　方略試に及第の頃、儒教者と詩人の両立を家訓とする菅原家の家風を継承し、「詩臣」の職務に邁進した。

詩臣とは、天皇の政治が正しく行われている時は称賛し、誤っている時はそれを刺し錬める。

　4-3　私的経営塾「菅家廊下」で、100人近い、文人貴族を志す文章得業生［秀才］と文章生を育成した。菅家廊下は登竜門と呼称された。

5.　 菅原道真の文人貴族として

　5-1　六国史の記事を、神衹・帝王・政理・刑法・風俗・などの諸事項に分類し、年代順に配列した歴史書、全200巻［892年］を編纂した。
　　　それは、国家・社会の状況変化に対応する機能的・能率的書物で、道真の能吏的独創性を示す。
　5-2　遣唐使派遣の停止の建言をする。（894年）
　5-3　検税使派遣反対の奏状をする。（896年）
　　　検税使に任命された者は、何れも中央の政治の運営に欠かすことの出来ないものです。