kametaro爺さんのよもやま話(ペイント画を含む)

日常の生活の中で、主に気付いたことやしたことをまとめておきたい。また、ブログにアップしたい

小林多喜二(蟹工船作者)の生き方と時代の背景・・・その7

2014-02-20 14:09:52 | 日記
特高警察・・・怖い、怖い!!

1.第二次世界大戦前の日本において、日本の主要府県警の中に設置されていた秘密警察
.ブラジルの軍事政権時代に存在した。それを参照に、日本の特高が設立された。
各県の警察部長を経由して地方長官の指揮を受ける一般の警察と異なり、内務省から直接に指揮を受ける特殊な警察組織であった。被疑者の自白を引き出すために暴力を伴う過酷な尋問、拷問を加えた記録が数多く残されるなど、当時から一般での略称、特高警察(とっこうけいさつ)や特高(とっこう)の名は畏怖の対象であった。

日本の特高の始まり

 社会運動取締りのため、幸徳秋水らの大逆事件、後の明治44年(1911)8月警視庁に、同45年大阪府警察部の特別高等課が設置された

更に、大正12年、北海道、長野、神奈川、愛知、京都、兵庫、山口、福岡、長崎の9都府県におかれた。
3.15事件後の3年(1928)治安維持法の第一回改正により残りの全部の県と内務省に特別高等課設置した。全国に広がった

 特別高等課に、特高・外事・労働・内鮮・検閲・調停の6つの課が置かれた。
 警察の一般行政は地方分権的だったのに対し、特高関係は内務省警察局による中央統制が中心だった。
国民の思想統制をしていった。うっかり、政府の悪口、軍部の反対、噂話等は出来なかった。つまり、“見ざる、云わざる、聞かざる“の国民生活であった