kametaro爺さんのよもやま話(ペイント画を含む)

日常の生活の中で、主に気付いたことやしたことをまとめておきたい。また、ブログにアップしたい

高齢者が主役の社会・・・独居老人・孤独死とは言わせぬ(1/3)

2010-06-28 08:25:27 | 柏シルバー大学院
こんなテーマで、Aクラスで講演を聞いた。生と死を考える地元大学の専門の教授の話である。アップするかどうかを迷った。しかし、これから何年か先には誰にも遭遇する問題であり、要点だけをアップすることにした。

独居老人・孤独死という言葉は、マスコミ語である。
ケアについて、人間は他者をケアし、他者からケアされる存在だという点に注目。最近、ケアが真に成り立つ基本条件として、人は一人で生れ、一人でつつましく死んでいける、という事実を事例から再認識させられた。講師の話より。

事例1:今夜が山との医師の判断により、医師は看護婦を宿泊させると患者に言った。患者は、人がいると気になって寝られない。と断った。次の朝、他界していた。

事例2:88歳になる年寄りを抱え、娘たちが子供の休みに、家に泊まりこんで、世話をやこうとしたところ、「ずっと同居するとつもりか」,尋ねられ「1時的です」と答えたところ、「私はずっと一人でやってきたし、これからもやっていくつもりだ。1時的同居なら、貴方達が邪魔だから帰ってほしい」と言われた。

これからの生き方を教えられている事例であると思う。自分の人生、自分で生き通す自立的生き方であろう。この先生には、数多講演を聞いた。その中で、いつも残っている言葉で、「人格の完成は死である」である。完成こそ、肉体の死もつかさどる、2つの前例のように思える。(709)