ペンギン夫婦の山と旅

住み慣れた大和「氷」山の日常から、時には海外まで飛び出すペンギン夫婦の山と旅の日記です

新緑の矢田丘陵(2013.04.28)

2013-04-29 08:19:33 | 矢田之花暦(やたのはなごよみ)

普段の日曜日より人が少なく静かなGWの矢田丘陵を歩きました。今、咲いている花のごく一部です。


 
白色のオドリコソウ


 ギンリョウソウ


 ムラサキサギゴケ


「こどもの森」のフジ


矢田寺上のフジ


ウツギ(矢田寺)


矢田寺のサツキはまだ咲き初めです。


ネジキ?と思いますが自信がありません。植物に詳しい方、お教えください。


花の寺・岡寺(続)

2013-04-27 21:35:45 | 旅日記

奥ノ院から本堂南側の斜面に続く道を西に引き返すように進みます。両側はシャクナゲのトンネル。♀ペンはこの白い花が好きです。


こちらの山側は日当たりが少ないのでまだ蕾の色が鮮やかです。


ちょうど本堂の真向い辺りの高台に義淵僧正の廟所がありました。


更に進むとオオデマリの花に出会いました。


少し下ると美しい三重宝塔の前に出ます。旧寺域にあった塔が文明4年(1472)7月に大風で倒れ、昭和59年(1986)に現在の場所に再建されたものです。


軒下の風鐸の横に、なぜか木製の琴が下げられていました。


塔の後は格好の展望台で、ツツジやキリ、フジの花の向こうに金剛・葛城から二上山に続く山並みが望めました。


シャクナゲの花越しに本堂を見ながら、大師堂を左に見て下ります。


左から楼門、開山堂、本堂。道を隔てて鐘楼。


この辺りでも色とりどりのシャクナゲの花が満開です。


先ほど辿った道を見上げると、斜面一面のシャガの花でした。


仁王門を出て駐車場への道と参道との分岐には、真っ赤な八重のツバキが咲いています。


参道を少し下ると昔ながらの佇まいの「坂の茶屋」があります。店の前まで行って覗くと、有名人の色紙がたくさん貼ってありました。
「花の寺」の名の通り、さまざまな春の花をたっぷり見せて頂いて岡寺を後にしました。


花の寺・岡寺(2013.04.26)

2013-04-27 10:30:06 | 旅日記

新聞でシャクナゲが見頃と知って、久しぶりに岡寺へお詣りしました。


岡寺は明日香村・岡の東方山腹にあります。創建当時の伽藍は現在の仁王門の西、冶田神社境内にあったと思われ、昭和57年に橿原考古学研究所によって遺構が発掘されています。この史跡・岡寺跡は岡寺門前駐車場(民営)から急な石段を登り切った処の右手にあります。


左に坂を下ると右手から登ってくる参道と合って、すぐ仁王門の前に出ます。拝観受付所横のお地蔵さんの上に、シャガ、ツツジ、シャクナゲ、ムラサキハナナなどの花が咲き乱れています。「日本最初厄除観音」の石碑が見えます。


仁王門。岡寺は西国三十三ヶ所観音霊場第七番札所として有名です。草壁皇子(天武天皇の皇子で27歳で早世した)の住んでいた岡宮の跡に義淵僧正が創建したとされています。


大きな草鞋が下がる仁王門を潜ります。


手水舎で口をゆすぎシャクナゲの咲く石段を登ります。


美しい庭園に色とりどりのボタンが植えられています。後の建物は奈良県指定文化財の楼門です。


その右手の開山堂。


本堂へお詣りして般若心経を唱えました。このご本尊・如意輪観音坐像は(寺伝によると)弘法大師空海がインド・中国・日本の土を使い造ったと言われ、高さ4.85mあって塑像としては日本最古最大のものです。


本堂前の龍蓋池(リュウガイチ)
このお寺には地名から来た「岡寺」の他に、もう一つ「龍蓋寺」という寺号があります。


義淵僧正は優れた法力の持ち主で「寺の付近の農地を荒らす悪龍をこの池に閉じ込めて石で蓋をした」という伝説があり、これが「龍蓋寺」の由来ということです。大石というには、ちょっと小さい気もしますが…。


龍蓋池の前から奥ノ院への道を進みます。正面に見える小さな建物は閼伽井です。


右手の「修行大師像」。一面のシャクナゲの花に囲まれて立っておられます。


奥ノ院は寺域奥の石段の上、この石窟です。低い入口を潜ると中は広く…


奥には56億7000万年後に人類救済に現れるという弥勒菩薩像が鎮座されていました(続く)。


わが家の花(2013.04.25)

2013-04-25 17:06:56 | 花日記

今朝、娘と中象クンがプーケットに帰りました。関空に送った帰りに義父母のご機嫌伺いに堺の義弟宅に寄って、先ほど帰宅しました。急に家の中は淋しくなりましたが、庭ではこんな花が咲いています。

コデマリ


タツナミソウ


フリージャ


エビネラン


ツバキ(津川絞り)は、まだ次々と咲き続けています。


ジュウニヒトエが咲き始めました。季節は確実に晩春から初夏へ移っていきます。


八重桜と牡丹の寺・新家長福寺(2013.04.23)

2013-04-23 17:25:01 | 花日記

山友達の幸ちゃんに案内して貰って、中象クンとペンギン夫婦の三人で広陵町の新家長福寺へ行きました。

ここはガイドブックなどには紹介されていませんが、古くから「桜御坊」と呼ばれ、知る人ぞ知る隠れたサクラの名所です。


それほど広くない境内に色んな種類のヤエザクラが植えられています。


特に珍しいのはこの「御衣黄」という名の緑色のサクラです。残念ながら満開を過ぎてピンク色が濃くなっていました。


200株を超すボタンの花も桜と美しさを競っています


フジの花も満開でした。(爺の写真は中象撮影)


アカベガシの生垣


本堂では大正琴の奉納が行われていて、施設のお年寄りたちが聞き入っていました。
長福寺は天正元年(1578)開祖・慶秀が創建、二代目の空円が宝永八年(1631)現在の寺域の北側に移したのが始まりと言われます。
近くには馬見丘陵公園(奈良公園より広い!)や竹取公園などの見どころもあります。曇り空でいい写真が撮れなかったし、今日はお留守番の娘も一緒に来年また来たいと思っています。


春寒の朝(2013.04.22)

2013-04-22 09:03:46 | 今日の大和民俗公園

昨日の長野マラソンでランナーは雪を踏んで走ったとか…。季節が一ヶ月後戻りしたような寒い朝です。

5時半に家を出て公園へ散歩に行きました。一周を終えてようやく太陽が少し昇りました(6時30分)。
朝露に濡れた草が白く光っています。


サトザクラも散り始めました。


花菖蒲園のショウブが出番を待っています。


南入口付近のキリシマツツジが、そろそろ見頃を迎えます。今朝は冷え込んだ分、日中は良いお天気になりそうです。
(今日の写真はケイタイで撮影しました)


恐るべしタイの中学生

2013-04-19 17:06:22 | パソコン日記

学年末休みでプーケットから帰って来ている孫。自分のPCが壊れたとかで、先月下旬に来てすぐに新しいPCを買ってやりました。NECの冬モデルながらOSはWindws8でタッチパネル、OfficeとExcel まで入っています。お母さんと一緒に解説書を読んでいましたが、三日もすると自在に操っています。
「帰ると中学3年生やから、ゲームばっかりしてたらあかんでえ」と小言を言いましたが、「うん、うん」と聞き流している様子でした。

ところがこれはタイの友達とスカイプを楽しんでいたのでした。(もちろんゲームで遊ぶ時もありますが…)
聞くと毎日、友達とFacebookで情報交換しています。キーを打つのが速いこと…。しかも日本製のPCですからキーボードの文字はアルファベットとひら仮名です。それを、あの訳の分からんミミズののたくったような(失礼)表音文字に変換しているのです。(当然、友達は日本語を読めませんから)

娘の話では、彼の中学校では全員がPCを持たされ、宿題も先生からFacebookで送られてくるとのこと。そういえば、前にタイへ行ったとき、小学生なのに教科書の厚いのと重さに驚きました。孫は(ジジに似たのか)決して勉強が好きではありませんが、家では日本語、学校ではタイ語、そして少しですがキレイな発音の英語、中国語(第二外国語?)が話せます。

日本では「理科離れ」や「ゆとり教育の見直し」が話題になったりしているのに、タイの中学生はこんな学校生活を送っているのです。


世界三大スープのひとつの味は?

2013-04-18 17:59:00 | Weblog

娘が作ってくれたトムヤムクン。美味しいことは美味しいのですが…。辛さも辛し、喉がヒリヒリして咳き込むほどの辛さで、たまらずお湯で薄めてそれでもスープは残しました。


トムヤムクンはタイの代表的なスープでトムヤンクンともいいます。トム=煮る、ヤム=混ぜる、クン=エビですから、もちろんエビは欠かせません。鶏肉を入れるとトムヤムガイになります。インスタントの調味料を使いましたが、レモングラスを使った酸味のある独特の味です。

(問)ところで世界三大スープの他二つは…
(答)ブイヤベース、ふかひれスープ、ボルシチ…ん?これじゃ4大になりますねえ。


春の妖精に会いに葛城山へ(2013.04.16)

2013-04-17 09:33:02 | 山日記

今年も春の妖精・カタクリに会いたくて、花の時期を狙って大和葛城山に登りました。
家まで迎えに来てくれた丸さんの車に乗せて貰い、309号線水越トンネルを抜けて旧道に入った水分橋へ。幸いトンネル出口横の格好のスペースに駐車出来て8時30分出発。

青崩(天狗谷)道を登ります。最後の民家を過ぎるところに「お休み処」ができていましたが「本日休業」の表示が出ていました。舗装の急坂でカンカン照りの畑地を抜けて植林帯に入ります。ひんやりした山の空気が汗ばみ始めた身体に心地よく感じられます。谷を右に見下ろしながらしばらく植林帯を行き、スミレやヤマルリソウが咲く草地に入ると細くなった流れを渡り丸太や石の段を登ります。

このコース唯一の鎖場を過ぎて沢を渡り返し、しばらく右岸の道を登ると水場に着きます。一息入れて冷たい水で喉を潤しました。


谷を離れて大きくジグザグをきるように急坂や丸木道を登り、歩き始めて1時間で中間点のベンチに着きました。ここからも急な丸木道が続きますが、来る度に整備が進み楽に歩けるようになりました。右手に金剛山が見える開けた伐採地を過ぎて、傾斜が緩み道が大きく左にカーブする処からショウジョウバカマが見え始めました。


小さい堰堤を越えてT字路を右に折れ涸れ谷に沿って登る道は、美しい植林の中にショウジョウバカマが群生しています。


ショウジョウバカマの名前は、花を猩々の赤い顔に葉を袴に見立てたもの。また能の猩々の衣装に寄るとの説もあるそうです(山渓「山に咲く花」)。
やや湿ったところの山地に普通に見られる山野草ですが、これだけの群生すると見応えがあります。花を見ながら登っていくと、谷上部では新しい砂防堰堤が作られていました。そこから左の尾根に登って河内・弘川寺からの林道と合します。天狗谷右手斜面のカタクリの保護地を見に行きましたが、今年はまだ葉が出たばかり。ロープウィイからの道に合流して山頂へ。


今日は花の写真を撮ったりしながら、ゆっくり登ってきましたが10時40分に頂上三角点に着きました。
お天気は最高なのですが、残念ながら黄砂のためでしょうか視界が極端に悪く、眼下の大和三山もボンヤリ霞んでいます。南からの風が強く肌寒さを感じるほどです。展望図のある石積みの裏側で風を避けて早めのお弁当を拡げました。その間にも何人かの人たちが頂上に姿を現します。ロープウェイで来たらしい軽装の女性は風の強さに驚いていました。




山頂南東側斜面のカヤの中から顔をのぞかせたカタクリを、三輪子さんが見つけました。一つ見つかると、あちこちにポツポツと仲間がいるのが分かります。白樺食堂横へ降りてツツジ園の方へ行って見ます。野鳥観察路の入口のカタクリはもう満開の花が多いようでした。


ツツジ園は来月予想される賑わいがウソのような静かさです。


青空にコブシの白い花が鮮やかに映えて、辺りに芳香を放っていました。
引き返して分岐からロープ駅の方へ下ります。右に婿洗い池への道を分ける十字路を左へ自然観察路に入ります。


道の両側にカタクリの花が現われました。昔は自由に傍まで行けましたが今はロープが張り巡らされています。
大きな望遠レンズを付けたカメラを据えた人も何人か見かけました。


道が右へ大きくカーブする最低鞍部まで下りました。ここの広い涸れ沢の上部に群生が見られますが、コンパクトカメラで手持ちで撮ったので、この程度で精一杯です。
ここから引き返して、途中右に折れてダイトレへの道を上がります。ここが私たちの一番好きなカタクリのある場所です。


何よりも、すぐ近くで花を見られるのが嬉しいです。


そしてびっしりと並んで咲いていました。
カタクリは古語ではカタカゴ。万葉集に「もののふの八十娘子らが汲みまごふ寺井の上の堅香子の花
」という大友家持の名歌があります。「春の妖精」(Spring ephemeral)というのは、花の命が二週間ほどと短いのを惜しんでニリンソウなどと一緒にこう呼ばれます。今年も開花時期に巡り合えて本当に良かったです。キャンプ場の上に帰りコーヒータイム。3時間近くも頂上部で遊んで13時25分、ようやく腰を上げました。


帰りもショウジョウバカマの花と戯れながらのんびり下り、青崩集落の美しいアケビの花に見送られて15時、車に帰りました。好天の下、いろいろな花に出会えて今日も楽しい山行でした。遠路運転して来て頂いて、ピックアップして下さった丸さん。本当にありがとうございました。


世界で一番美味しい…

2013-04-15 18:44:07 | 我が家の歳時記

ゲーンマサマン。プーケットから里帰り中の娘が作ってくれたタイのカレー料理です。
いつかCNNの番組で「世界で一番美味しい料理」と紹介されたそうですが、何を基準にしているのかはっきりしません。
しかし、カレー料理ではこれまで食べた中で一番美味しいと(親バカのせいもあるかも知れませんが…)思いました。


これがカレーのペースト。材料には鶏肉(イスラム料理のため)、ジャガイモなどを使います。それにパイナップル、パパイヤなどのフルーツも加えます。買い忘れたので牛乳で代用しましたが、本来のココナツミルクを入れると更に風味が出て美味しくなるでしょう。


プーケット土産の一部です。ゲーンマサマンは左端中央に見えます。
その右にある「眼鏡のオッサン?」印の「スズメの卵風」豆菓子もチキン味、ココナツ味などいろいろあってビールに合います。スナックが多く右に続くのですが、調味料もあるので帰るまでにまたタイの味を賞味させてくれるでしょう。