ペンギン夫婦の山と旅

住み慣れた大和「氷」山の日常から、時には海外まで飛び出すペンギン夫婦の山と旅の日記です

我が家の花

2009-04-29 15:15:05 | 花日記
素晴らしいお天気の「昭和の日」。二人で庭の草引きなどしています。
ツツジの花が満開ですが、その下でもいろんな花が春を謳歌しています。
その一部をご紹介します。


シラン


スズラン(ピンク)


スズラン(白)


エビネラン


ナルコユリ


タツナミソウ


タツナミソウ(白)


ジュウニヒトエ

オドリコソウ

2009-04-29 07:55:17 | 花日記

矢田山麓に咲いているオドリコソウです。


笠を被った踊り子に見立てて名が付いたそうですが…
近頃はその数が少なくなってきているそうです。


ここは貴重な群生地です。
いつまでも美しく咲き続けて欲しいと思います。

コンピラさん奥の院・箸蔵寺

2009-04-27 20:53:58 | 旅日記
箸蔵寺は琴平から約40分走った隣県徳島の阿波池田にあります。
標高600mほどの山頂近くに建っているので、殆どの人はロープ
ウエイ利用ですが、車でも登れると山麓駅前で聞きました。


細い林道を対向車が来ないか冷や冷やしながら登って仁王門に
着きました。


広い参道をゆるく登って鞘橋にきました。
赤い建物の下に橋があり、両側を石の天狗様が守っています。


箸を渡ると急な石段がずっと続きます。


ロープ駅の近くに庭のボタンが美しい方丈があり、ここが広大な
寺域の始まりです。


豪壮な建物の殆どが国の重要文化物に指定されています。
これは方丈の唐破風装飾の付いた大玄関。


いくつもの建築物を見ながら、さらに急な石段を登って行きます。


ようやく本殿に着きました。
伝説では本尊は空海が金毘羅大権現の神託を受けて、
自ら彫ったもので開山以来の秘仏になっています。


本殿は外陣、内陣、奥殿からなる豪壮な建物で、特に
彫物の装飾が見事です。
これも聞いたところでは左甚五郎の弟子が彫ったとか…。

他にもよくぞこんな山の中にと思うほど、観音堂はじめ
多くの建物がありました。昼近くまでゆっくり参観して
下りました。

帰りに♀ペンが石段の数を数えると、766段ありました。
二日間で2,134段の石段登り。それでも足もなんともなく、
楽しい旅でした。

讃岐の金比羅さん

2009-04-26 09:25:05 | 旅日記
讃岐の旅日記を続けます。
大麻山の帰り道では、もう一度本宮にお参りして
他の建造物や参道の様子を見ながら帰りました。


絵馬殿には、海上交通の安全を祈願する古くからの絵馬が
たくさん掲げられています。
その下に、堀江謙一さんのマーメイド・モルツ号も奉納されて
いました。


社務所で「こんぴら狗」を授かりました。


参道で見たこんぴら犬の銅像。
森の石松が清水次郎長に代わって金比羅参りをしたことは、
浪曲や映画でお馴染みですが、
江戸時代には人々の親切に助けられながら主人のために
金比羅代参を果たした犬がいたということです。


備前焼の狛犬。立派なものです。


30何年ぶりの金毘羅参りもすませ、めっきり人通りが少なくなった
参道入り口に帰りました(17時)。


翌20日朝、散歩がてら「こんぴら歌舞伎大芝居」公演中の金平座
へ行きました。
今年は中村勘三郎が座長でたいへんな人気。もちろんチケットは完売。
大勢の人が早くから開場を待っています。


琴電駅の隣にある北神苑。
大きな山容の象頭山が屏風のように見えます。
右端・藤棚の上あたりが最高峰の大麻山です。


北神苑の高灯篭。
昔はこの灯篭の明かりが沖を行く舟の目印になったといいます。
この日は、もう一度金比羅さんの石段を登ろうかなと思案して
いたのですが、ここでお孫さんを遊ばせていた男性に「ぜひ行ってみなさい」
と勧められ、「金比羅さんの奥の院」を訪ねることにしました(続く)

久しぶりに矢田歩き(4月24日)

2009-04-25 09:35:28 | Weblog

矢田丘陵を歩くのは12日ぶりになります。
この間にミツバツツジの花はすでに散り、モチツツジの季節に変わっていました。


国見台から、この時期には珍しく遠くの山がくっきりと見えました。
写真は台高山脈北部・薊岳方面の眺望です。


久しぶりの松尾山三角点です。


頂池周辺はチゴユリの花の大群落です。


矢田寺もサクラからツツジの季節に…そして間もなくアジザイの季節を迎えます。


「味噌舐め地蔵」さんの後ろで咲いている八重桜の写真を撮っていると、
こんな珍しい現象に出会いました。

讃岐の山2-大麻山

2009-04-23 15:38:36 | 山日記
象頭山といえば金刀比羅宮の山号ですが、背後の山の名でもあります。
大きな山容の北端最高点612mが大麻山で、「おおさやま」と読みます。
コンピラさんで道標を見たギャルが「タイマ山、変な名前」と言ってましたが、
あながち間違いでもありません。昔、周辺で麻栽培が盛んだったそうですから。

讃岐富士・飯野山に登ったその足で、午後に登りました。


金刀比羅宮本宮です(13時40分~47分)。ここまで参道入り口から25分。
金毘羅参りの善男善女と一緒に登った石段の数は785段。


本殿前の展望台から讃岐平野の展望。
飯野山がこんもりと盛り上がって見えます。
一時間ちょっと前にあの頂上に立っていたのが、不思議な気がします。
たいていの人は、ここで念願の金毘羅参りを果たして引き返しますので、
奥社まで行く人はぐっと少なくなります。


さらに幾つかの摂社に参拝しながら14時15分、奥社着。
改修中で覆いがかけられています。
ここまでの石段の数は1368。大麻山の登山口は社務所の下にあります。
休むことなく出発。


いったん暗い林の中を下って、ここから登り返します。
見晴らしがいいのはここだけで、すぐにまた林の中。
ゴロゴロした岩道や崩壊地を通る山道になります。


最後は木の階段をジグザグに急登して、竜王社に着きました。
直進すると林を抜けて稜線に出ますが、ここで出会った女性から
「ボタンザクラが凄いですよ」と聞いて、少し引き返すことになりますが
左(南)へ草地を抜けて登ります。


稜線に出ました。しばらくで舗装の林道になり反対側から登ってくる道と合流。
道の両側にはずらり桜の古木が並んでいます。
ちょうど今が見頃で、身体中がピンクに染まりそうです。
賑やかな人声が聞こえると思うと、駐車場もありました。


TV塔の立っている辺りが頂上。
殆ど休まずに来たので、最後の急坂は見かけ以上に厳しかったです。
何組もの花見に来る人と行き交います。
出会った人は私たちのザック姿に「金比羅さんから歩いて!」と
驚いていましたが、殆どの人は南側の琴平、北の善通寺から車で登って
花見にくるらしいです。
両側とも2~300m手前まで入れて、山頂付近はテレビ中継所施設の
専用道路になっています。


見事なサクラの下に標高616.3mの二等三角点がありました(15時15分)。
展望は全くありませんが、ピンクの海のような桜を見るだけで十二分に満足。
この時期に来ることができてよかったと、つくづく思いました。


山頂反対の北側に露店らしいパラソルが見えます。
下ってみると「昔懐かしいアイスクリン」屋さんでした。
一個200円のカップを舐めながら引き返しました。
乾いた喉に染みわたるような美味しさでした。

帰りは改めてお参りや見物もして、予定通り17時に参道入り口に下山。
一日で讃岐の二山に足跡を残して、「おじょも」になったような
大らかで爽快な気分の山旅でした。

飯野山(続き)

2009-04-22 13:35:44 | 山日記
飯野山山頂の広場は1000平方メートルもあり、


中央に薬師堂、周囲に多くの石仏や歌碑ベンチ、サクラの木などがあります。


まず目に入るのが大きな昭和天皇歌碑とその下の新百名山記念碑で、
三角点標識はその左にひっそりと埋まっています。


薬師堂の横には一回り小さな十一面観音堂があります。
ヤマザクラの花は散っていましたが、ヤエザクラが今を盛りと咲き誇っていました。


シャクナゲも満開でした。


巨石群や天狗周回路への道をベンチにいた常連らしい男性に教えて貰いました。


ちょっとした険路でトラロープなども張ってあります。


穴不動や石槌などを見て崖の上の細い道を行くと、急な岩場の登りとなり
「おじょもの足跡」横の展望台に出ました。
「おじょも」は山を作るのが得意だった大男で、飯野山と象頭山との間に足を広げて小便をしたときの足跡が残ったのが、この岩とか。

頂上広場に帰って昼食を済ませ、直登道を三合目に下りました。


途中で見たイチリンソウです。
12時40分、神社下の駐車場に帰りました。
いろいろな美しい花や親切な人たちに心を和ませた、楽しい3時間の低山歩きでした。

讃岐の二山に登りました(4月19日)

2009-04-21 13:52:05 | Weblog
快晴の日曜日、前から登りたかった二つの山に登りました。
まず坂出・丸亀両市にまたがる飯野山。


登山口の伊勢神社から見上げる飯野山(9時40分)。
讃岐富士と呼ばれる美しい姿です。


三合目。
ここから直登道もありますが、時間はかかりそうでも移り変わる景色を楽しみに、山腹を渦巻状に巡る広い道に入りました。


それにしても人の多い山で、ペットボトルだけ手にした毎日登山らしい人から、しっかりした登山靴にストック、ザック姿の人まで。
年齢層も幼児から相当な年輩の人まで、大勢の人と挨拶を交わしながら歩きました。


足元にはホタルカズラや


フデリンドウの可愛い花が咲き…


ときどき樹林の切れ目から讃岐平野が眺められます。
大麻山なども見える筈ですが、残念ながら春霞に包まれている上に、初めて見る景色なのでどの山か分かりません。


普通に歩いて1時間、早い人は30分で登るそうですが私たちは45分で頂上に着きました。
後ろの白い標識の立っているところに標高421.9mの三角点が埋まっています。