ペンギン夫婦の山と旅

住み慣れた大和「氷」山の日常から、時には海外まで飛び出すペンギン夫婦の山と旅の日記です

2015年の想い出(5)

2015-12-25 21:31:51 | 旅日記

5月~7月の旅の想い出です。

5月1日 初めて郡山からJRで宇治平等院へ行きました。

阿字池に影を落とす朱色の鳳凰堂は、極楽浄土の宮殿をイメージしたと言われるだけに、優美で荘重な感じです。しかし入堂は「2時間30分待ち」と聞いて、今回は池の向かい側から本尊の阿弥陀様のお顔を拝んだだけで諦めました。



鳳翔館で国宝の鳳凰や雲中供養菩薩像など参観。頼政の墓や、最勝院の建物や庭園の石灯籠などを観て帰りました。藤とツツジが満開でした。

5月 8日   甲子園の対広島戦。



試合は藤浪が乱調で3-8で敗れました。


5月14日 天ヶ岳から長い下り道を大原へ歩き、寂光院を見学しました。15年前に心無い人の仕業で全焼した本堂に参拝したあと、美しい庭園や資料館を見て大原バス停へ歩きました。

5月19日 何度となく訪れた高野山

「開創1200年を迎える高野山で末広がり八つの体験」という惹句に初めてツァーで行きました。
(1)持明院  西国八十八ヶ所お砂踏み体験。(2)金剛三昧院 国宝の多宝塔 (3)金剛峯寺 16年ぶりに御開帳「秘仏ご本尊・弘法大師座像」。蟠龍庭 白砂の雲海の中で 140個の蒼黒い花崗岩の竜が奥殿を守っているように配置されている。(4)金堂で創建1200年で初の御開帳の「伽藍金堂」、根本中塔の内陣で16本の柱に描かれた堂本印象の16大菩薩と本尊・大日如来拝観

(5)宝善院 金剛山最古の庭園を鑑賞 (6)赤松院 秘仏・羊年守り本尊、重文の掛け軸や寺宝・左甚五郎の木彫りの虎 (7)奥ノ院 燈籠堂御廟、空海・弘法大師が入定している窟屋のある地下へ初めて下り、間近でお大師さんを拝む。(8)女人堂
ツァーとはいうものの単なる観光気分では済まされない、有意義な一日でした。

5月23日 初めて「まほろば365」(この時はまだ名称が決まっていませんでした)に二人で参加して、柳生街道を歩きました。



滝坂の道を登り、首切り地蔵前で昼食。新池、春日山石窟、鶯滝を見て

若草山の鶯塚へ登り、北登山口へ下山しました。近鉄駅前の店、スナックとハシゴして23時まで過ごしました。FB仲間のお蔭でたくさんの新しい知己を得て、楽しく過ごせた一日でした。

5月25日 明神山に登る前に王寺の達磨寺へ行きました。

念願の雪丸に対面して、見どころの多い境内をゆっくり拝観しました。

6月13日 「まほろば365」 大仏蛍を見る会 

二月堂 の回廊からは曇り空で夕陽を見る事は出来ませんでした。裏参道を下って大湯屋の近くでホタルを見ました。二月堂の石段の紋様や、お水取りの由来、鬼子母神の話など、増田さんの詳しい解説で新しい見聞もあり、とても有意義でした。

6月24日 大阪の八幡屋公園へジャガランダの花を見に行きました。

花は桐に、葉は合歓に似ています。少し遅きに失した感はありましたが、青空を背に美しく咲いていました。

6月27日「まほろば365・八つの位橋を渡って心身を浄化する会」に二人で参加しました。参加者30名近く。熊木さんの説明を聞きながら歩きました。



春日大社
は既に4月に特別参拝を済ませているが、沢井禰宜の軽妙洒脱な説明で、充実した参拝が出来ました。

続いて若宮十五社巡拝。さらに一言社などの摂社を巡って、最後は春日原生林の北入口から洞の仏塔石、日月磐を見て解散しました。

7月7日 大和高田市の「れんげの道バスツァー」に参加。

奥田の蓮取りを見て役行者誕生の地、福田寺(行者堂)へお参りしました。

午後は吉野蔵王堂で蓮華会のあと、念願の蛙飛び行事を最前列で見ることができました。


2015年の想い出(4)

2015-12-24 20:57:13 | 旅日記

国内の旅も8月を除いて毎月のように楽しみました。
しかし、目を悪くしてから出来るだけマイカーの運転を控え、公共交通機関を利用するように、また腰痛のリハビリも兼ねて、なるべく長い距離を歩くようにしています。そのため遠出では、ツァーバス利用が多くなりました。

1月24日 若草山山焼き 

公会堂前の広場から見ました。600発の豪壮な花火打ち上げのあと、山焼きは10分ほどであっけなく終わりました。

2月7日 

バスツァーで「白川郷ライトアップ二日間」の旅に。



「水とおどりの城下町」郡上八幡を約90分間、自由散策。博覧館で「踊り」を見る時間はありませんでしたが、宗祇水や「やなか水の小径」など水の町の風情はたっぷり楽しめました。



白川郷
に着くや城山に登り、飛騨牛入り朴葉味噌の夕食。展望台からライトアップ点灯を見て、自由行動。



出合橋で庄川を渡って明善寺へ行き、神田家の先まで行って引き返しました。21時、金沢駅前ホテル泊。

2月8日 近江町市場を見て兼六園へ。雪が全くなくて雪吊りが寂しそうでした。金箔工芸館を見学して駅中の加賀屋で和食お膳の昼食。途中、雨から雪になりました名神に入ると雨も止みました。

2月14日 最終日になった奈良瑠璃絵へ。



興福寺~東大寺大仏殿~鏡池~新公会堂裏のメイン会場~春日野園地で花火を見る~



春日大社(着到殿で夜神楽・桃俣の獅子舞)

2月16日 大阪城公園梅林 



一、二ヶ月に一度、大阪医療センター眼科に通院しています。公園を抜けて森ノ宮まで歩くときも多いのですが、この月は梅が見事でした。

2月25日 郡山散歩 



東岡町から西岡町の遊郭建築をカメラに収め、川本家(↑)から「大和な雛巡り」で洞泉寺、源九郎稲荷、薬園八幡さんなどのお雛様を見せて頂きました。

2月28日 春のイタ友会を奈良でするので、下見を兼ねて鹿寄せを見に行きました。



そのあと浮見堂~片岡梅林~浅茅ヶ原~大乗院庭園~



元興寺(↑)~奈良町~もちいどの通り~東向通り~近鉄駅前で昼食、予約をして、小西通り~興福寺~きたまち通りを奈良女子大前まで往復と一日歩き回り、16,000歩強になりました。

3月3日 矢田地区社協主催「健康ウォーキングで盆梅展を観に」参加して



登彌神社、大職冠鎌足神社と歩き、城址の盆梅展会場で入場券を貰って自由解散。



帰りもバスが出たばかりで、家まで歩くと15,000歩を越えました。

3月12日 高取山に登った帰りは、岩屋不動に寄り道したりしながら砂防公園に下り、後はのんびり高取町家のお雛様を見て回りました。



今年はジャンボ雛二つ、ミニジャンボ雛二つ、



里親館の今年の企画は「古都の雛」でした。

3月13日 修二会 のお松明。

18時25分境内に着くと、すでに人で埋まり、去年の石段は立ち入り禁止になっていました。人垣の後ろからビデオを撮りました。1時間以上待って観るのは20分ほどで終わりました。

4月4日 奈良でのイタ友(11年イタリヤ旅行の同窓)会。



氷室神社~浮見堂~荒池~~元興寺~奈良町~猿沢池と花見の散策。午後は飲み放題の宴会(11人)。さらにカラオケ。



帰りがけには郡山城址のライトアップされた桜も楽しみました。

4月18日 春日大社 



「第六十次式年造替記念」で二十年に一度拝める国宝ご本殿や、初公開の「磐座」を参拝しました。



万葉植物園では緑のサクラ「御衣黄」が満開でした。

4月26日  9時の開門を待って唐招提寺の瓊花を見ました。



鑑真和上の故郷・中国揚州の名花です。その後ゆっくり広い境内を歩き回って伽藍を見学、薬師寺の三蔵宝院への通路でボタンを見て帰りました。


2015年の想い出(3)

2015-12-24 15:51:07 | 旅日記

2015年は山行回数こそ減ったものの、外へ出かけることは例年同様でした。まずは3月下旬の「ヨーロッパ三ヶ国の旅」をふり返ってみます。

3月21日 「びっくりヨーロッパ9日間」ツァーに出発。20人のグループでした。22時40分、関空発カタール航空でドーハへ。

22日
 乗り継ぎでフランクフルトへ。初めてドイツの地を踏みました。リューデスハイム・アム・ラインで雨は止み、青空になりました。



記念碑の立つニーダーヴァルトの丘からライン川をみて、



「つぐみ横丁」の散策。



お好み焼き感覚の「クルトス」という、ぐるぐる巻いたパンを賞味しました。ルードヴィッヒスハーゲンのホテル泊。



ソーセージ料理の夕食。




23日 
「学生の街」ハイデルベルクへ着き、崩れたまま残された古城を見た後、旧市街を散策しました。



ローテンブルグでロールキャベツの昼食。午後は城壁、マルクト広場やセントヤコブ教会など



中世の面影を残す街の散策。ロマンチック街道をフュッセンへ走り、20時を過ぎてホテルに着きました。



夕食後、21時からライトアップされた城や市庁舎を見に行きました。




24日
 ヴィースの巡礼教会。世界遺産に指定されたロココ式の装飾、特に美しい天井画で有名な教会です。



舗装の坂道を歩いて、ノイバインシュタイン城へ登りました。



昼食は名物のマウルタッセン。午後はバイエルンアルプスを見ながら、スイスインターラーケンへ。



夕食は陽気なオーナーのもてなす西駅前の居酒屋風レストランで楽しく飲みました。




25日
  ユングフラウヨッホ駅に着く頃から雪になり、スフィンクス展望台では15年前より激しく吹雪かれました。



2012年に100周年を迎えたヨッホ駅は様々な趣向を凝らして様相を一変させていました。



クライネシャイデック駅のレストランで昼食。ジュネーヴ郊外のトアリーへ。


26日 ジュネーヴ発のTGVでフランスへ入国。パリへ。



ヴェルサイユ宮殿
で雨が降り出し、



傘を差して庭園を巡りました。パリに帰り、凱旋門やシャンゼリゼ通りを車窓見学。



セーヌ川クルーズは約1時間ほどでしたが、雨が止み、デッキからの展望が楽しめました。夕食はノートルダム寺院近くのレストランで、



「エスカルゴ」と「ビーフブルギニョン」


27日 モンサンミッセルへ往復。まるで日帰り観光です。



オムレツがメインの昼食後、シャトルバスに揺られて島へ。城内に入る頃から、今日も雨になりました。詳しい説明でゆっくり見学し、パリへ帰り昨日のホテルで連泊。



28日
 
ルーブル美術館 3度目でしたが、日本人ガイドの詳しい説明で今までのルーブルとは違った、興味深い見学になりました。

1時間半ほど過ごし、土産を買う時間もなく急いでバスに帰り、空港へ向かいました。29日 20時過ぎ無事帰宅しました。


奥信濃/秘境の旅 (2015.10.29~30)

2015-11-02 17:10:23 | 旅日記

 CT社のバスツアー「奥信州絶景・秘境の紅葉巡り 秋山郷、松川渓谷2日間」に参加しました。
10月29日9時、郡山を出たバスは途中、予期せぬ渋滞などもあって、目的地の松川渓谷へ着いたのはすでに16時半!



渓谷入口の真っ赤な高井橋と紅葉の写真を車窓から撮って、
雷滝へ急ぎました。



落差30mの滝は
階段を下りると、滝の裏を潜って展望台へ通じる道があります。耳を弄するような轟音から「雷滝」の名があり、



すぐ裏側から滝の流れを見る事ができるので「裏見の滝」ともいいます。



少し後戻りの格好で
八滝に来て、展望台から対岸にかかる八段・180mの滝を見ているとと薄暗くなってきました。松代のホテルに入ったのは19時前になりました。



30日、ホテルの窓から見る夜明けの1000m級の山々です。
マイクロバス二台に分乗して、若き日が懐かしい志賀高原の丸池、発哺スキー場横を通り、曲がりくねった細い道を秋山郷へ。



平家の落人伝説が残る、確かに個人では行きにくい秘境です。



まずは切明で下車、
河原の温泉を見に行きました。



次は
高さ30メートル、幅4メートルの「蛇淵の滝」。
説明板によると『
その昔、秋山郷の熊取名人・善吉さんが熊を追ってきて、川に掛けられた丸太をわたり終え、ふりむいたところ、それは丸太ではなく大蛇だった。恐ろしさのあまり一目散に山道を逃げ帰ったということで、以来この滝を「蛇淵の滝」と呼ぶようになったといわれています。』
長い階段を降りて紅葉・黄葉の中を落ちる滝を展望台から眺めました。



帰り道にみた蛇淵大権現碑。明治の頃に川を汚したので水神に詫びると大蛇が昇天したとか、昭和になっても巨大な蛇の白骨が見つかったとか、先ほどの展望台まで生臭い匂いが漂っていたとか、素朴な水神信仰が微笑ましい説明が横にありました。



柱状節理の岸壁と中津川渓谷にかかる赤いアーチの前倉橋を見ながら昼食をすませ、松代で奈良からのバスに乗り替えて帰路に着きました。



鳥甲山を見られなかったのが残念でしたが、バスの旅では時間的に致し方ありません。機会があれば、新潟県側からもアプローチしてみたい処です。


宮廷鵜飼と夕景の嵐山(2015.09.19)

2015-09-21 21:08:22 | 旅日記



シルバーウィークの初日、京都定期観光バスで嵐山へ行きました。



京都駅烏丸口16時10発の舞子号は乗客42人、ネットで予約したあったせいか、幸いにも一番前の席に座れました。
可愛いガイドさんから四季折々の京の話を聞きながら、渡月橋の畔の駐車場へ…

夕暮れの渡月橋を渡って、まず嵐山中腹の虚空蔵法輪寺へ長い石段を登ります。

今昔物語・枕草子・平家物語にも登場する古いお寺で十三詣りでも有名ですが、本堂の前には狛犬ならぬトラさんと向かい側にはウシさんが鎮座しています。頂いた「参詣のしおり」で、本尊・虚空蔵菩薩が「丑寅年生まれの守ご本尊」と知りました。

法輪寺の展望台からは、西山の愛宕山から東山の大文字山、比叡山までの山々や夕陽に照らされた京都の町並みと、素晴らしい展望を楽しみました。



渡月橋畔の渡月亭前で、鵜匠さんから鵜飼の説明を聞きます。



小さいときから大事に育てて、鵜が親と思うほど可愛がっておられる様子が伺われました。



夕食は渡月亭別館で。これまで何度かのマイカーの旅では飲めなかった冷酒とともに、彩りも豊かな美味しいお料理を賞味しました。



とっぷりと日が暮れた18時半、鵜飼見物の乗船場へ。



「宮廷鵜飼」は平安時代の貴族の遊びを再現したもので、私たちの乗る見物船は御簾や吊灯籠、紫と赤の幕で王朝風に装飾され、船頭さんは貴族に仕える「白丁(はくちょう)」の装束です。



鵜飼が始まりました。



篝火に照らされながら鵜たちが見事な漁の技を見せてくれます。



お別れの時が来て、期せずして大きな拍手が起こる中を鵜たちは引き揚げて行きました。


ホームページ更新しました(2015.07.06)

2015-07-06 17:00:51 | 旅日記

「ペンギン夫婦お山歩日記」ペンギン22海外の旅、今春の「ヨーロッパ三ヶ国の旅」の続きです。

3月26日、ジュネーヴからパリへ新幹線で移動。ヴェルサイユ宮殿を見学したあと、夕暮れのセーヌ川クルーズを楽しみました。

27日はモン・サンミッセルへ日帰りバスツァー。最終日の28日はルーブル美術館を見学しました。下のリンクをクリックしてご覧ください。

http://mountainpenguin.web.fc2.com/Europe3/France1/France1.html


ホームページ更新しました(2015.07.05)

2015-07-05 13:02:00 | 旅日記

久しぶりにホームページ「ペンギン夫婦お山歩日記」を更新しました。

3月下旬に、CT社のツァーで回ったヨーロッパ三ヶ国(ドイツ、スイス、フランス)9日間の旅
http://mountainpenguin.web.fc2.com/Europe3/Germany/germany.html 
のまとめです。

まずは、私たちにとっては初めてのドイツ…ニーダーヴァルトの丘、ローデンブルグ、ハイデルベルグ

ヴィースの巡礼常会、ノイバインシュタイン城などと、スイスのユングフラウヨッホの旅をご覧ください。


京都大原・寂光院(2015.05.14)

2015-05-16 18:41:39 | 旅日記



天ヶ岳の帰り、寂光院の前に出たので何十年ぶりかで拝観しました。ご存じのように大原では三千院とともに有名な古寺です。



このお寺は天台宗の尼寺で、推古二年(594)、御父・用明天皇の菩提を弔うために聖徳太子によって創建、初代の玉照姫(太子の乳母)、大原女のモデルとなった二代目の阿波内侍、平家物語で知られる三代目の建礼門院・徳子以来、代々高貴な女性が寺を守ってきました。

15年前の2000年(平成12年)、心無い人の放火によって本堂が焼けました。伝聖徳太子作の本尊・六万体地蔵尊は損傷しましたが現在は宝物殿に保存されていて、本堂には新らしい地蔵尊が安置されています。太子が作られた当時の彩色を彷彿とされる極彩色の美しいご本尊に手を合わせ、上品な女性に説明をして頂きました。

本堂北側の四方正面の池
正面奥に三段の滝「玉だれの泉」がかかり、右端の塔の奥に宮内省管轄の建礼門院大原西陵が鎮まっています。

本堂前の雪見灯篭。豊臣秀吉の寄進したものです。

本堂西側の庭園は汀の池。平家物語の時代のままに残されています。



ただ、後白河法皇の「大原行幸」に出てくる樹齢千年の「姫小松」は火災の影響で枯死して、こんな姿に変わり果てました。

いったん西門からでて、建礼門院庵室址に行きました。

近くには「大原菊」と呼ばれる薄青色のミヤマヨメナが咲いていました。
諸行無常の鐘や宝物殿を拝観して、美しい古寺を後にしました。