ペンギン夫婦の山と旅

住み慣れた大和「氷」山の日常から、時には海外まで飛び出すペンギン夫婦の山と旅の日記です

中将姫伝説の日張山(5.30)

2008-05-31 10:39:17 | 山日記
梅雨入りも間近かの宇陀の山二つに登りました。まず日張山へ。
国道166号線宇賀志から3.5キロ走った、青蓮寺駐車場に車を置きました。



向い側の手水場横の地蔵様には、紫と白のホタルブクロが供えてありました。
途中に中将姫歌碑を見て、折れ曲がった階段状の道を数分登ると、山門の前に出ます。



山門をくぐると長い石段の両脇に深紅のシャクナゲがと白いマーガレットの花が並んでいます。
石段の上にいた人懐っこい犬が駆け降りてきて、22年振りに訪れた私たちを歓迎してくれました。



謡曲「雲雀山」で知られる青蓮寺の広い境内には諸堂が立ち並んでいます。
開山堂には中将姫が納めた自身や、姫を助けた嘉藤太夫妻の像が安置されています。
嘉藤太夫妻墓の横から薄暗い杉林に入っていきます。



寺の裏側を回り込むように登ると白いテープを張った松林から、明るい雑木林の尾根道になります。小さな祠があり左からの道が合流するとひと登りで山頂に着きました。
お寺から20分足らず、595.1m三角点がありますが林の中でまったくの無展望です。



元の道を下り、シャクナゲの花に見送られて青蓮寺を後にしました。

今日は何の日(5.29)

2008-05-29 20:03:56 | 旅の想い出

1953(昭和28)年、ニュージーランド人エドモンド・ヒラリーとシェルパのテンジン・ノルゲイが、初めて世界最高峰・エベレスト頂上に立った日です。



写真は雪煙を上げるエベレスト(左)。99年11月、ナムチェで撮影。



1999年11月24日、カラパタールへの途中から見たエベレスト(中央)。



カラパタール頂上(5,545m)にて。
この時のレポートはこちらをご覧ください。



2003年11月16日。ゴーキョピーク(5,360m)からのエベレスト。





中央奥がエベレスト。右はローツェ。

この時のレポートはこちらを、画像中心のページはこちらをご覧ください。

シーズン間近か(5.28)

2008-05-28 22:00:20 | 矢田だより


矢田寺のアジサイが色づきはじめ、もうすぐ嫌な梅雨の季節です。
境内の「アジサイ見本園」の花の一部をご覧ください。



星をちりばめた様な美方八重



伊予てまり



「虹」これから次々と色が変わるのでしょう。



これは、この時期に咲く「マキバブラシの木」です。



今にも降り出しそうな空の下、「矢田四国遍路道」を歩きました。
林の中はまるで蒸し風呂の中で、すぐに汗びっしょりになりましたが、「十服小屋」から稜線に出ると涼しい風が吹き抜けて気持ちよく歩けました。

臥竜のパンダたち

2008-05-27 18:43:08 | 旅の想い出

臥竜は2001年、四姑娘山(スウクウニャンシャン)トレッキングの時に往復に立ち寄った街です。

<トレッキングと太姑娘山(タークウニャンシャン)登頂の様子はこちらをご覧ください


写真は「臥竜山荘」のロビーに掲げられた地図の一部。
今回の地震報道でおなじみになった地名…成都(右隅)、都江堰…ブン川(サンズイへんに文・)は都江堰の上、臥竜はパンダの写真から射す線の先にあります。
私たちは、ここから青いケシの群れ咲く巴朗山峠を越えて登山基地・日隆(リーロン)に向かいました。

中国のパンダ約8000頭の8割がこの付近に棲息していたが、「台湾や香港の悪い人達」が皮を珍重するので密猟が絶えず、数は激減していると聞きました。
ここが大熊猫保護研究中心(センター)入口

このときは28頭が飼育されていました。

みんなノビノビと楽しそうに遊んでいました。

今は大好きな笹の餌も十分に与えられないと聞きます。

♀ペンに抱かれているこの子は8か月。先日、北京へ輸送された子と同じくらいの生育歴です。
それでも30キロあって、むずかると大変でした。
大人になっただろうこの子たち、今どうしているのでしょう。

矢田山・緑陰(5.26)

2008-05-26 16:45:16 | 矢田だより
二人のどちらかに短時間ながら野暮用があって、なかなか遠い山へ行けません。
最高気温は30度近くなるという予報の今日も、午前中に矢田丘陵を歩きました。



真夏のような日差しを浴びるヤマタツナミソウ。
普通のタツナミソウより背が高い種類です。



矢田山へ登る途中の露ナシ池横で、昨日朝の大雨で倒れた木が道を塞いでいました。



松尾山まで縦走。稜線の道は今、エゴの木の花盛りです。
緑の木陰は涼しい風が吹き抜けてとても爽やかでした。

初夏の矢田丘陵(5.22)

2008-05-22 21:14:30 | 矢田だより
今日は矢田寺まで車で上りました。
はや入山案内所のテントなどが張ってあり、名所となっているアジサイの時期が近いことを感じましたが、肝心の花はまだ蕾もこれからというところです。



「アジサイ見本園」のツルアジサイだけが芳香を辺りに放っていました。
このアジサイは他の花に比べて開花が約一か月も早いのです。



稜線ではモチツツジの花も盛りを過ぎました。



それでも、まだまだこんなに元気に咲いている花も…



ガマズミの花もきれいでした。

前から気になっていた踏み跡を辿っていくと途中から不明瞭になりましたが、市境標を辿っていくと関電巡視路にでて、やがて見知った道に出ました。
ちょっと藪こぎもして新しいルートを見つけた、3時間の低山歩きでした。

大和民俗公園(5.20)

2008-05-20 17:30:27 | 矢田だより


ロウバイも…



桜も…花から実に変わりました。
アジサイにも花菖蒲にもまだ早く、花の少ない時期です。



菖蒲園の周辺では、このバイカウツギの白い花が目立ちます。



薄紫色の花が一面に咲いているので、近寄ってみると



立札に「アグロステンマ(別名ムギセンノウ)」とありました。





弁財天石楠花の丘

2008-05-18 11:04:17 | 花日記
古光山の帰り、榛原への中間点にある宇陀市室生区の「石楠花の丘」に行きました。



弁財天を祭る金毘羅神社周辺の約3ヘクタールに、1万本のシャクナゲが咲き誇ります。



シャクナゲを鑑賞する遊歩道が、山の斜面をぐるりと巡ります。



連休頃が一番の見ごろですが、いろいろな種類が植えられているので長い期間楽しめるそうです。
この赤い大輪の花は、まだ蕾をたくさんつけています。



ゆっくりと花を鑑賞して家路に着きました。




後古光山から古光山へ(5.16)

2008-05-17 22:02:33 | 山日記
前には大峠から南峰を経て登った古光山ですが、今日は北側の曽爾高原駐車場から登ることにしました。
久しぶりに春の高原気分を味わいながら、遅めの蕨も摘めたらという魂胆です。



杉植林を緩やかに登り降りして広い林道に出た、長尾峠が登山口です。



後古光山へは、林の中に延々と続く木の階段道を登ります。
登り切るとなだらかな笹原の尾根道で、道脇に頭を擡げているワラビを摘んだりしながらのんびり辿ります。



後古光山山頂。遮るもののない展望台で、行く手には古光山、振り返ると二本ボソ、亀山。東には尼ヶ岳、大洞山、高見山、遠く局ヶ岳まで見晴らせました。
しかし、日陰がない暑さにたまらず早々と出発。



ロープの助けを借りて急斜面を下ります。
下部の岩場では「青少年自然の家」の訓練登山のため、二重、三重に太いロープが張ってあります。



下りきった古光山との鞍部・フカタワは曽爾と御杖を結ぶ峠でもあります。
気持の安らぐような静かな峠から古光山へは、再び木の根やザイルにすがるところもある約40分の急登が続きます。



山頂は灌木に囲まれていて展望は後古光山に劣ります。
しかし、久しぶりに山らしい山に登れて二人とも大満足でした。
(写真は正面に倶留尊山、右は尼ヶ岳、大洞山)

山頂で昼食後、南峰まで足を伸ばそうかとも思いましたが、今日はもう一か所寄り道するので元の道をフカタワへ下りました。次々にフカタワへ登ってくる中学生グループに出会うまで、二人で貸切りの静かな山でした。