ペンギン夫婦の山と旅

住み慣れた大和「氷」山の日常から、時には海外まで飛び出すペンギン夫婦の山と旅の日記です

天理・竜王山 (2月27日)

2007-02-27 17:37:51 | 山日記
二日間足踏みしていた春がまた帰ってきました。
青空から降り注ぐ暖かい太陽に誘われて、お昼ご飯は天理の
竜王山で食べることにしました。



柳本の長岳寺に車を置き、楼門を潜ります。(10:33)
近くに「えにしあれや長岳寺の法の水 むすぶ庵もほど近き身は」
という竜王城主・十市遠忠の歌碑があります。


柿畑の中を登っていくと、白い馬さんに出会いました。


やや急な山道を登っていくとお不動さんと筺仏が並んでいます。
この辺りで山頂までのほぼ半ばです。(11:12)


竜王山の頂上は南北ふたつあり、それぞれに十市氏の山城が
築かれていました。まず、この南峰(586m二等三角点)に登り
ました(11:48)。大和三山が浮かぶ大和国原の向こうに、
金剛・葛城から二上山、矢田丘陵と素晴らしい展望が開けます。


昼食後、何年ぶりかで北城へ行ってみました。広い本丸跡には
人影もなく、一面に枯葉が散り敷いていました。(12:45~13:15)


コーヒータイムを楽しんだあと、別の道で崇神天皇陵の方に
下りました。途中には竜王山古墳群といわれる円墳・横穴古墳
が散在していて、その数あわせて600といわれます。
御陵のお堀沿いにしばらく山辺の道を歩き長岳寺に帰り、お土産
に今日も名物「御陵餅」を買いました。(14:25)。

白猪山で…

2007-02-27 09:16:22 | 山日記

二ノ峰石尊大権現境内にあった「赤三椏(アカミツマタ)」
の蕾です。朱色の美しい花が開いたときに見たいものです。


二ノ峰から急坂を山頂に登る途中で、こんな樹を見つけました。
博識のフェアレディさんによると、松の木はヤニがあるので種子
が着きやすく、それほど珍しいものではないそうです。


下山地点の土手で顔を出していたフキノトウ。
翌日、テンプラにして春の香りを頂きました。

干支の山に登りました

2007-02-26 10:18:29 | 山日記
以前、登ったことのある三重の白猪山に、今日は山友達の
のりかさん、フェアレディさんとご一緒しました。


待ち合わせ場所の駐車場へ来るのに、夏明集落を抜けるのに
少し手間取りました。しかし、フェア車はGPSを使って難なく到着。
いつもカーナビが役に立たなくなった登山口近くで迷う私には、
GPSの使い方は山道だけではないことを教えられました。


前は東側の「都」からでしたが、今回はこの夏明からコンクリート
の急坂を登りました。急勾配の道がやや緩むと小さな祠のある
広場に出ました。祠の屋根には「菊のご紋」がついています。
ここへ来る途中で御所平という地名への分岐もあり、なにか南朝
とのゆかりでもあったのでしょうか?
(夏明登山口09:37…御所平分岐10:03…)

再び急坂のジグザグの登りになります。大きな石が散在する所で
少し休んで、のりかさんから美味しい草餅を頂きました。


勾配がゆるまり石尊神社に着きました。不動尊を本尊として地元
の尊崇を集める神社です。境内にはアカミツマタがたくさん蕾を
つけていました。
すぐ横の草地の丘(二の峰)からは、素晴らしい展望が開けます。
曇り空ながらかなり遠目が利きましたが、台高山脈の高見山方面
は雪雲に覆われていました。
(…二の峰<石尊大権現社>10:45~10:56…)


さらにしばらく急坂を登ると懐かしい展望台があり、その少し先
に819.7mの二等三角点がありました。
前に来たときに比べると、ずっと展望が良くなって目の前に堀坂山、
東に伊勢湾が見えます。特に北側は良く晴れて鈴鹿の山々が美しく
望まれます。その左、ずっと遠くに霞む高い山は「比良山脈?」と
のりかさん。帰ってカシバードで見ると確かにそうでした-脱帽!。
白いものがちらつき、汗が引いて寒さを感じるようになりました。
景色を眺めながら昼食を取り、食後のコーヒーで暖まりました。
(白猪山山頂 11:08~12:00)


ゆっくり頂上に滞在するうち、何組かのパーティが登ってきました。
正午に頂上を後にしました。二の峰からは南に下り、途中で立派な
標識に導かれて右に二度折れて夏明の駐車場所に帰りました。
気のあった山仲間との短いが楽しい山歩きでした。
(白猪山12:00…矢下・都分岐12:23…夏明登山口12:50)

東明寺から追分梅林へ(2月24日)

2007-02-24 18:26:06 | 矢田だより

昨日までの暖かさが一変。冷たい風が頬をなでます。
矢田山麓の東明寺では色とりどりのツバキの花が満開でした。


上横山に車を置き、東明寺からこどもの森峠池、追分と早足で
歩くと次第に汗ばんできました。あちこちでウグイスが歓迎して
くれました。梅林は今が見頃で、辺り一面に梅の香りが漂います。


この梅林はもともと梅干用の栽培地なので、この白梅が多いです。
梅にウグイスならぬメジロたちが群れています。


売店で美味しい草餅を買って帰りました。

NHK「地球ラジオ」に…

2007-02-24 17:56:43 | Weblog
明日25日、娘がでます。
地球ラジオは、25日(日)の夕方5時(5分)~6時50分までの
放送ですが、娘の出番は6時7分前後から5分間くらいです。
この時間帯で番組のホームページに写真も掲載されます。


なお、25日の深夜0時を過ぎると、番組のホームページ上で、
翌日曜日のプログラムに切り替わる(翌日曜日の深夜0時)まで一週間、
パソコン上でいつでも聴くことが出来ます。
(ただし、写真は生放送中だけです) お暇な方は聞いてやって下さい。

二上山 (続き)

2007-02-23 10:15:03 | 山日記

ウグイスの声が聞こえていた山道が急な下りになると、次第に
行き交う車の音が高まり、国道にでました。
竹内街道は飛鳥時代には最初の官道として栄え、浪華と大和を
結ぶ中間の宿駅がここ竹ノ内峠にありました。写真は「是より東
奈良県、大和国」と書かれた府県境標と「鶯の関」跡の碑。
『我おもふこころもつきず行く春を越さでもとめよ鶯の関』
平安時代の「明玉集」にある歌だそうです。

(岩屋峠12:16…竹ノ内峠12:35~12:45)


交通の激しい国道脇をおそるおそる大阪側に10分程下ると、頭上
に「二上山登山口」という大きな車用の標識があり、右手に何体
か石仏が安置されていました。舗装路で直接、岩屋峠に帰れます
が、鹿谷寺(ろくたんじ)跡を通って行くことにしました。

(竹ノ内峠12:45…登山口12:55…)


この十三重石塔は8世紀のもので日本最古とされています。横の
説明版によると「凝灰岩の地山そのものから掘り出した」もので
す。青い屋根の見える左手には、岸壁を削った石窟のなかに、
ほとんど薄れて消えかけた三体の如来座像線刻が見えます。

(鹿谷寺跡13:07~13:13)


この近くには古代の石切場があり、石棺や石塔に使う凝灰岩や
石器用のサヌカイトを産出していたといいます。
登るにつれ眼下に河内平野の風景が拡がり、ミニ・ロックガーデン
の趣です。
ダイトレ道にでて、♀ペンはもう一度雌岳に登りたい様子でしたが、
岩屋峠に帰ってコーヒータイムを楽しむことにしました。

(鹿谷寺跡13:13…岩屋峠13:30~13:50…祐泉寺14:02…ふれあい
広場P14:20)


お土産に当麻寺駅前中将堂本舗で「中将餅」を買って帰りました。
ネーミングはもちろん当麻寺の中将姫にちなんだもの。
ボタンの花を象ってヨモギ餅に餡を乗せた「つけ餅」ですが、ほど
よい甘さで辛党のペンギン夫婦も大好きな一品です。

水ぬるむ (2月22日)

2007-02-22 17:51:04 | 矢田だより

今朝も庭にメジロが遊びに来ました。


フキノトウも顔を出しています。

お昼を食べてすぐに矢田歩きに行きました。
露ナシ池ではカモたちが日陰に集まり、冬の間顔を見せなかった
大きな緋鯉が水面に浮かんでいました。
かなり大きくなったオタマジャクシがたくさん泳いでいました。
(残念ながら写真はうまく撮れませんでした)