ペンギン夫婦の山と旅

住み慣れた大和「氷」山の日常から、時には海外まで飛び出すペンギン夫婦の山と旅の日記です

椿寿庵の椿(2016.02.08)

2016-02-09 11:36:04 | 大和郡山歳時記



大和郡山市池之内町にある椿寿庵で、今年もツバキを見せて頂きました。
個人のお家ですが大きなビニールハウス二棟の中に、丹精込めて育てられた椿が次々と咲き競っています。



鉢の数は大小合わせておよそ6000株、ハウスにおられた奥様に聞くと、種類は「1000種以上はあるが、私にも名前が分からない子がいますので…」ということでした。そのうち、ごく一部をご紹介します。

1.桃太郎  2.姫白雪  3.ピンクポップコーン  4.抜筆 

5.雪の精  6.赤八幡  7.つらつら椿  8.佐保の庄

9.つらつら椿  10. 衣ずれ    11. 千代の春   12.御国の誉

13.ルチエンシス   14.胡蝶侘助    15. 舞の袖   16.覆輪有楽

17. 春 風   18. 茜唐子   19. 紅匂   20.風鈴一号

21. 数寄屋(侘助)  22.後背山  23. ファイヤーダンス   24.絵姿


25.ピオニークイン  26.越の吹雪  27.富樫白  28.花扇抄

美しい花たちに見送られて、汗ばむほど暖かく花の香一ぱいのビニールハウスを後にしました。


大和郡山盆梅展(2014.03.04)

2014-03-05 10:38:22 | 大和郡山歳時記

我が町・大和郡山市の盆梅展も今年で11回目を迎えます。うららかに晴れた朝、会場のお城址に歩きました。右に見える追手門から左の追手門櫓に歩きます。

追手門。柳沢氏が入部した頃は梅林門と呼ばれました。門の両脇に白梅の大鉢がおかれ、奥には満開の梅の樹が見えます。

会場には約120鉢の盆梅が展示されています。そのうちからいくつかをご紹介します。
追手門に入ってまず目に付く岩から生えたような梅。戦国武将「信玄」の名がついています。

「希昇」
横の説明板には「長い長い歳月を乗り越え、身を枯らしても上へ上へと昇って行こうとする姿は、私たちに希望と勇気を与えてくれます。」とありました。

「舞姫」
いかにも美しい女性が舞うような枝ぶりの大鉢です。

いったん外の廊下を歩いて追手門櫓に向かいます。ここからの梅林の眺めも見事です。

櫓は追手門を守るための防御の役目をしています。正面で迎えるのは武将ではなく、凛とした気品のある女性のイメージ。「悠妃」いまや郡山盆梅展の「顔」となっています。

通路の両側にずらりと並ぶ白梅の林。

皮一枚で残った枝に見事に花を咲かせた「忍」
苦しい歳月を耐え忍んで、春を迎える喜びを表しているように思えました。

こちらはあでやかに艶を競う紅梅。

「大納言」
金屏風を背にして天井にまで届く堂々とした偉丈夫の風格。まさに百万石の大大名・豊臣秀長の名に恥じない大鉢です。

「順慶」
織田信長の家臣・筒井順慶は郡山城を築いた二代目城主です。その死後、城主になったのが秀吉の弟・秀長です。


上の枝にだけ白い花をつけた枝垂れ梅

満開の見事な紅梅の鉢を見て会場を出ました。

白壁を背にした紅白の梅

梅林の花も今が満開。ウメの匂いが身体に染み込むようなうららかな春の一刻を過ごして帰りました。


大和郡山城址の梅(2014.02.17)

2014-02-17 13:33:53 | 大和郡山歳時記

何日ぶりかに朝から暖かい陽の光が降り注いでいます。二人で散歩がてらに近鉄駅前まで歩き、用事を済ませてお城へ行きました。

今、盆梅展が開催中で、実はそれが目当てだったのですが…(写真は追手門櫓)

係りの人に聞くとまだ三分咲きとのことで、日を改めて来ることにしました。庭園の梅もまだ蕾が膨らみ始めたばかりです。

本丸跡にある柳沢神社へお参りします。この季節らしく「交通安全」に並んで「合格祈願」の幟が立っています。

拝殿庇下には金曜日の雪がまだ残っていました。明治十三年創立の柳沢神社は、元郡山城主の柳沢吉保(徳川五代将軍綱吉の側用人)を祭神としています。吊燈籠にその家紋が見えます。

拝殿に掲げられた古い絵馬。川中島合戦が描かれています。

境内の白梅は五分咲き

紅梅は三分咲きでしたが、どちらもいい香りを放っていました。陽を浴びているとぽかぽか暖かく、春が近いことを思わせるお天気でした。


明日から10月

2013-09-30 13:19:06 | 大和郡山歳時記

今日で長月も終わり、明日から神無月。わが家近くの土手のヒガンバナは早や色が衰え、変わって稲穂の黄金色が濃くなってきました。

 

ご近所から頂いた秋の味覚です。わが家の庭にも40年前、河内から持ってきたザクロの木があったのですが、大和の土に馴染めずに枯らしてしまいました。子供の頃は、河内の山で栗拾いをしたことなども懐かしく思い出されます。


野分のまた(次)の日

2013-09-05 10:10:34 | 大和郡山歳時記

古来、この時期の風を鎮めるための祈祷や祭りが各地で行われてきました。越中八尾の「おわら風の盆」は代表的な「風祭り」です。

「野分のまたの日こそ いみじうあわれにをかしけれ」と清少納言は言いましたが、昨日は野分というには、あまりにも激しい雨と風の一日でした。収穫前の大事な時期だけに農家の方々のご心配は大変だったと思います。どうか大きな被害がありませんように…。

ご近所から「ウリ」を頂きました。     「瓜貰う太陽の熱さめざるを」山口誓子

瓜の季語は夏ですが、台風一過の後は長く暑い夏もそろそろ終わって欲しいものです。

 


暦の上では…(2013.08.10)

2013-08-10 09:20:19 | 大和郡山歳時記

暦の上では秋というのに寝苦しい夜が続きます。

昨夜はたまらずにエアコンをかけて寝ました。お蔭でグッスリ眠って目が覚めると5時。あわてて飛び起きて公園へウォーキング。しばらく歩くと高円山の方から太陽が顔を出しました(05:28)。だいぶ日の出が遅くなっています。公園で咲いているのはカンナ、サルスベリ、エリカぐらいで秋の花には早く夏草が目立つ淋しい季節です。




この頃は暑さを避けて園内を一周して帰ることにしています。これは帰りに見たヘクソカズラの花。不器量な娘でも年頃になるとそれなりに魅力があることを「屁糞葛も花盛り」といいます。確かに屁+糞という名前が可哀そうに思える可憐な花です。


ヘクソカズラを一名「ヤイトバナ」というのは、白い花の中央の紅紫色が灸をすえた跡のように見えるからだそうですが、色合いだけからいうと、このムクゲの花に負けていません。今日も暑くなりそうで、せめて一雨欲しいものです。


快汗?矢田歩き(2013.08.05)

2013-08-05 10:01:40 | 大和郡山歳時記

家にいても暑いのならと、朝ご飯を済ませた7時から矢田山へ行きました。

7時、いつものお地蔵さんの辻から大石を通り町石道を登ります。ヤブミョウガの花が咲いています。


弘法井戸までの急坂の登りで汗びっしょりになりました。見晴らし台手前にあるベンチはいつもは風が吹き抜けて涼しいのですが、今日は無風なので水分を補給してすぐに出発。


7時40分、矢田山最高所。すでに気温28℃。高い山なら涼しいのにと変愚院が愚痴ります。


マハッカの花が咲く尾根道を東明寺へ。


お詣りをすませて帰る途中、竹林の中に太いローソクのようなキノコが顔を出していました。

お地蔵さんの辻でイヌを散歩させている人に出会いました。柴犬でしたが、道をよけてくれる格好で幅の狭い用水路に腹ばいになって、気持ちよさそうに流れる水に浸かっています。「この犬は不思議に水が好きなんです」と飼い主。二人ともしっかり汗をかきましたが、身体が軽くなったような2時間足らずの低山散歩でした。(写真は♀ペン撮影)


シェア・ハウス

2013-08-04 08:32:45 | 大和郡山歳時記

庭の草引きをしていてふと見上げると…この樹だけに何匹いたのでしょうか?
ケイタイで写してみました。

 

もっと酷いのがこれ。なんで1枚の葉に集まっていたんでしょう。
うちで生まれ育った仔なんで我慢してるんですが、それにしても朝から大合唱してくれるので余計に暑く感じます。(♀ペン)

 


本当の姿(2013.08.03)

2013-08-03 06:53:01 | 大和郡山歳時記

昨日見て頂いたイングリッシュ・ローズ(ヤング・リシダス)。
説明書には「大きな深いカップ型」とあったので「少し形が違うな」と思っていたのですが、今朝見るとこんな見事な形に…

挿し木からのお裾分けで、まだ一輪ですが「枝の多い魅力的なブッシュを形成」するように大事に育てます。