ペンギン夫婦の山と旅

住み慣れた大和「氷」山の日常から、時には海外まで飛び出すペンギン夫婦の山と旅の日記です

中禅寺湖と華厳滝

2007-11-28 10:24:53 | 旅の想い出
3日間の南東北の旅、最後の観光は中禅寺湖と華厳滝です。


約20年ぶりの中禅寺湖。
周辺がすっかり賑やかな町並みに変貌しているのに驚きました。


しかし、どっしりした男体山の姿は昔のまま。


華厳滝にも立派な展望台ができて、間近から豪快な滝を見る
ことができました。


慌ただしかった三日間の旅もこれで終わり。
仙台空港からは1時間で伊丹空港へ帰りました。
空港Pに預けてあった車で大和郡山のわが家まで40分。
東北も近くなったものです。

日光東照宮

2007-11-27 15:48:53 | 旅の想い出
11月8日、南東北の旅最終日は日光です。
変愚院は三度目(一回目は高校の修学旅行、二度目は出張のついで)
ですが、♀ペンは始めてで今回一番のお目当てでした。


東照宮は修学旅行生や団体客で溢れんばかり。
私たちも観光ガイドの先導で見て回りましたが、その慌ただしいこと…
高さ35mの五重塔は、最上層だけが唐様とか…
見上げてもよく分かりません。


表門を入った正面に立つ三神倉の一つ、上神倉の「そうぞうぞうのぞう」
じゃなかった、「想像上の象」(狩野探幽作)。


これもお馴染みの「三猿」。神厩屋の長尾に彫られています。
なぜか猿は馬と縁があるらしいので、馬が病気にならない呪いでしょうか。


「日暮門」というほど飽きない眺めの陽明門。まさに豪華ケンラン。
彫刻の数は全部で500以上とか…。

修学旅行のとき、同級生のイチビリが「この門は高さズーイツメートル」、
と口真似して、東北弁のガイドを「もう説明せん」と怒らせ、
担任が平謝りに謝っていたのを思い出しました。


龍や唐子など見事な彫刻も人混みに押し流されるように一瞥して…。
薬師堂で鳴き龍を見聞きして(確か前は手を叩いたと思うが、
今は坊さんが説明して拍子木を打つ。もちろん写真撮影不可)

「はい。お疲れさんでした」と赤い服を着た丸刈り頭のガイドは
風のように去っていきました。


添乗員に案内されたお隣の二荒山神社は杉林の中、静かな佇まいを
見せていました。

やまとびと

2007-11-25 12:00:28 | 読書日記


しばらく前に入手した無料の情報誌です。
A4判28ページの薄い雑誌ですが、内容が充実して
いて写真も美しく、とても見応えがあります。

11月号の特集は「大峰奥駈道を縦走する」第2回-
弥山から釈迦ヶ岳、前鬼への山行記です。
私も2年前に日本山岳会の仲間達と歩いたコースで
すので、特に興味深く読みました。
(そのときの様子はJAC関西HP「大峯奥駈道5」
、ペンギン夫婦お山歩日記「大峰奥駈道5」をご覧下さい)

また、「吉野・大峯世界遺産の意義」と題した特別
インタビューで高野山金峯山寺執行長の田中利典師
がお話しされています。

他に春日大社権宮司さんの「わが家の怪談」では曽爾
の鎧岳近く、現岳見橋辺りでお祖父さんがキツネにだま
された話しや、鉄道マニアには奈良~三輪~高田~王寺
~郡山~奈良と環状に回る途中の「古代やまと環状線
日記」、街道歩きには「伊勢街道を歩く」など、
「やまと」の魅力が一杯詰め込まれています。

奈良県各所の他、JR大阪駅や鶴橋駅にも置いてある
そうですので、ぜひご覧になって下さい。

今日の矢田山(11.22)

2007-11-22 19:14:36 | 矢田だより

矢田コミュニティ会館前の空き地にいるヤギくんです。
上の台地にいたので、矢田山をバックにいい写真が撮れる筈だったのですが、人なつっこいので変愚院の顔を見ると「メ~」と鳴きながら降りてきてしまいました。

二人とも新婚旅行で鹿児島の鴨池動物園に行くほど、動物大好き人間です。
(ただし、♀ペンはネコ、♂ペンはクモ、二人ともヘビを除く)
ネパールやチベットで出会ったヤギたちのことを話しながら歩きました。

今週は午後になると一時、真っ暗になってしぐれる日が続いています。
今日はヤギクンと遊んでいた分だけ遅くなって、ヤッケの帽子を被って濡れながら小走りで帰りました。

今日11月22日は…

2007-11-22 18:20:13 | Weblog
「いい夫婦の日」、そして変愚院の誕生日です。

このところ、政治、経済、社会生活を問わず世間では暗い話題が続いています。

スポーツの世界でも、相撲やボクシングなどでいろいろと嫌な出来事が続きました。
わが愛する阪神タイガースは短い間、夢を見ただけでCMシリーズで惨敗するし…。

しかし、サッカーの北京五輪出場が決まるし、上園が新人王を取るし、新井の入団が決まるし…明るい希望もほの見えます。

変愚院も今年73歳を迎え、身体のあちこちにガタがでてきて、あまり山へも行けない年でした。
しかしなんとかこれ以上、体力が落ちないように努力して頑張ります。

これからも「ペンギン夫婦の山と旅」をよろしくお願いします。

会津若松から会津高原へ

2007-11-20 11:36:02 | 旅の想い出
11月7日。猪苗代温泉の宿をでてバスは会津若松へ。
変愚院が前に参詣した飯盛山の白虎隊墓地には寄らず、鶴ヶ城に向かいます。


お堀に映る紅葉


戊申の戦いで一ヶ月の籠城の末に敗れた若松城は、明治政府になって取り壊されました。
現在の天守閣は昭和40年に復元されたもので、五層を登うちに会津の歴史や風土を知ることが出来るミュージアムになっています。


最上層からの眺めです。


お城の見学のあと、柳津の福満虚空蔵尊圓蔵寺へ行きました。
始めた知った名前のお寺ですが、奈良時代行基の開山になる日本三大虚空蔵のひとつということです。
近くに「赤ベコ」発祥の地があり、本堂の前に大きな赤ベコが置いてありました。
虚空蔵さんは丑歳と寅歳の人の守り本尊だそうで、狛犬ならぬ虎と牛の石像もありました。


広い境内は、至るところ美しい紅葉に彩られていました。

このあと、田子倉湖という人工湖を見て会津高原たかつえ温泉の宿へ。
今日はあまり有名な観光地にも寄らず、殆どバスでの移動でしたが、どこでも紅葉が見頃で目を楽しませてくれました。

五色沼

2007-11-16 17:59:47 | 旅の想い出

11月6日。吾妻小富士に登った後、バスは黄金色に燃えるカラマツ林の中を走り、


中津川渓谷でしばらく紅葉を楽しんだあと、裏磐梯の五色沼に…


このルートはレイクラインと呼ばれるだけに、さまざまな湖を見ながら南へ向かいます。
紅葉は山を下るほど、そして南に行くほど見頃になります。
写真はコバルトブルーの毘沙門沼と深紅の紅葉。


檜原湖は「湖の松島」と言われるほど、大小の池を浮かべています。
この日は終日、厚い雲に覆われた冬空だったのですが、夕方になってやっと雲が切れてきました。
明日は晴天が期待できそうです。

南都・興福寺 (11.16)

2007-11-16 15:31:28 | Weblog
今日は朝から地域の用事を済ませ、夕方からまた出掛けるのでその間に25日まで特別公開されている秘仏を拝みに、興福寺へ行きました。


まず国宝館で、普通は四体だけが展示されている乾漆八部衆像が一堂に会しているのを見学。(上の写真左端の立て看板)


次に道を隔てた大圓堂(興福寺本坊)で始めて開扉された聖観音立像を拝観。
お庭では興福童子の秋祭りと題した、新しい仏教彫刻が展示されていますが、これも撮影禁止。


五重塔を背に…


南円堂にお詣りして帰りました。
家からの往復も入れて二時間ほどの慌ただしい拝観でした。

吾妻小富士

2007-11-16 09:36:40 | 旅の想い出
1週間遅くなりましたが、南東北の旅のレポートです。
11月6日、仙台空港からツァーのバスで磐梯吾妻スカイラインを浄土平へ。


バスの窓から見る吾妻小富士です。(なんと一番前の座席でした)


昼食後、バス出発まで30分あるので、吾妻小富士に登ってみます。
この写真の右上端まで階段が続きます。


登り切ると火口壁で、ガイドや添乗員の往復20~30分というのは、ここまでの時間とあとで分かりました。


殆どの観光客はここまで登ると、火口の底をのぞき込んで引き返します。


まだ10分もかかっていないので、私たちは頂上を目指します。
この先の稜線には人影がなく、凄い強風で帽子が吹き飛びそうで、バンダナに替えました。
頂上は正面の高みのさらに右手…


火口壁をほぼ半周した東端が頂上(1,707m)。変愚院は十数年前以来、二度目です。
バス出発時間まであと10分。一切経山をバックに写真だけ撮って、風に押されるように、殆ど走り下って間に合いました。