ペンギン夫婦の山と旅

住み慣れた大和「氷」山の日常から、時には海外まで飛び出すペンギン夫婦の山と旅の日記です

ベニバナヤマシャクヤク

2009-05-30 21:14:42 | パソコン日記


変愚院が昨年撮影したベニバナヤマシャクヤクの写真が
ミニコミ誌「ケーブルガイド6月号」(近鉄ケーブルネットワーク)
の「ならの花ごよみ」に掲載されています。

昨2008年8月号の同じコラムで「ホテイアオイ」が取り上げられて
以来二度目です。

なお、2005年12月号では「檜塚の初霧氷」が表紙に採用されています。
以上、自己PRでした。

松尾寺のバラ(5月29日)

2009-05-30 09:01:10 | 矢田だより
南側の法隆寺ゴルフ場下から松尾山に向かいました。


駐車場所からゴルフ場を抜けて1.6キロ、松尾寺境内に入る直前、
左手の道にこんな標識を見つけました。
まだ少し歩き足りないので、初めてのこの道に入ってみました。


大きく山腹を捲くように北西へ行くと山中に墓地があり、少し
下ると見覚えのある白石畑からの道に合流しました。
300m登るといつもの切り通しにでて、下ると三重塔です。
ここまで15分(標識の2キロは白石畑までの距離でしょうか?)


元の「入峯修験道」の尾根道を歩いて松尾山三角点に立ちました。


広い林道を下って北門に着いたところで、町内の山友達に声をかけ
られて、一緒にバラを見て帰ることにしました。


松尾寺ではこの時期、庭園を無料で公開してバラを見せてくださいます。


通路から中庭まで、世界中のさまざまさ品種のバラが栽培されています。


真っ赤なバラのアーチです。


今日はカメラを持ってこなかったので、ケイタイで撮りました。
あまりきれいに写らず、ちょっと心残りです。

信州の旅- 善光寺参り

2009-05-29 20:09:15 | 矢田だより
信州から帰る日の朝、善光寺へお参りしました。
今年は7年に一度の御開帳で、たいへんな人出で、ゆっくり
お参りするには朝の6時までに行かなければ…という話です。

嫁の実家の別荘からは10数分で行けるロケーションの良さなの
ですが、前日の夕方に近くを通った時、全国各地からのバスや
車の列や、そこから参道に続く人の波を目の当たりにして、
恐れをなしていました。
しかし、せっかく来たのだからと勧めてくれたので、息子に
近くまで車で送ってもらって行くことにしました。
(駐車場へはとても近づけません)

この日(5月24日)は、屋台奉納の日で朝から前日に輪をかけた
賑わいです。
昨日は通れた脇道も今日は300m手前で通行止めで、ここで車を
降りて歩いて仁王門へ。


各町内から出た屋台が表参道を登って山門下まで巡行します。


それぞれの屋台には綺麗ドコロが乗り込んで、塔頭の前で踊りを
奉納しながら進みます。


仁王門前の石畳で順番を待つ屋台


重要文化財の山門。
今日は仁王門から山門の間は通行止めになっていて、ぐるりと迂回
して行きます。


迷子にならないように手をつないで歩き、ようやく本堂前にきました。
人が途切れた一瞬に山門側から撮った写真です。


回向柱。
白い綱が本堂に向かっています。善の綱といい、前立御本尊
(本尊は秘仏のためその身代わり)の右の手に結ばれた金糸
に続いています。


柱に触れることで仏の慈悲が伝わるとか…。
ここまで来るのに長い行列に並ばなくてはなりません。
最後尾のガードマンに聞くと4時間待ちとか…。
不信心な私たちにはとても我慢できないので、そのまま本堂
に向かいました。
内陣に参拝するにはまた長い行列なので、押し合いへしあい
しながら外陣から手を合わせて参拝を済ませました。

それにしても信仰心が篤い人がこれほど多いことに驚きました。

初心に返ろう!

2009-05-28 17:25:03 | パソコン日記
プロバイダのサーバーの無料ホームページ用容量が少ないので、
画像の多いページなどは外部の無料サーバーと併用しています。
CMの入らないサーバーに替えましたが、あるページがどうしても
リンク表示されません。
よくよくHTMLソースを見直すと、なんと「http:」の後に
「/」が一つ抜けていました。
昔々、富士通に研修に行ったとき、コーディングが終わったと
喜んで「end」の後に鉛筆で「ピリオド」を打ってしまい、
意地悪な(あるいは融通の利かない)キーパンチャーのために、
何度も書き直させられたことや、先生から「一字違っただけで、
ロケットの軌道がそれることがある」と教えられたことを、
急に思い出しました。

その頃の職場で使っていたン千万円のマシンより、今の10万円強
の私のPCの方がいい仕事が出来ることで、ビルダなどに頼りすぎて
ついついソースを見ないようになっていました。

山登りと同じように「初心に返らなければ」つまづきのもとと、
自戒しています。

信州の旅 - 戸隠へ

2009-05-28 12:51:02 | 旅日記
信州の旅二日目は息子の家族と戸隠へ行きました。
お昼に美味しいお蕎麦を食べたあと、まずは水芭蕉を見たい
という私たちのリクエストで戸隠森林植物園へ。


正面に戸隠の山々を見ながら園内に入ります。
70ヘクタールの敷地内にハンノキ、ミズナラ、ハルニレなどの
原生林に近い林が残され、散策路が巡っています。


ミズバショウは満開の時期を過ぎ、葉の丈が伸びていました。


ニリンソウは今が盛りです。


緑の中にコウリンカの黄色が鮮やかです。


一番手前に見える花はヤマシャクヤクです。


次の目的地へ向う道路脇からもミズバショウが見送ってくれました。


バードラインを走って大座法師池へ。
孫たちのお目当て「小天狗の森」は、この池の畔にあります。



すぐ近くまで迫る斜面を利用して、一周700mのコースに35種類
の冒険ができ、それぞれに戸隠忍者や土地の伝説に因んだ名前
がつけられています。
その説明を読みながら、飛ぶように走る孫たちを追いかけました。


「小天狗の網渡り」の下にヤマオダマキが一輪咲いていました。


最後の難関「夢の浮橋」




隣の大座の浮橋(上の写真左側)から見た飯綱山。
大座法師池に浮かぶのは、岸辺の水性植物が堆積して泥炭状に
なった浮島です。

大人も子供も(老人も)たっぷり自然の中に浸かって過ごした
楽しい一日でした。

霧訪山の花

2009-05-27 18:20:43 | 花日記

霧訪山登山口のポストにあったスタンプです。
絵の花はオキナグサでしょうか?
山の花が多いところのようです。


登山道のすぐ脇に、ギンランが咲いていました。


山頂のヤマツツジ。
ツボミのものが多く、これからが見頃のようです。


山頂にロープで囲まれたところに、オキナグサの自生地が
ありました。
残念ながら、もう「ほう果」になっていましたが…


たった一輪…「この子だけ私たちを待ってくれてたんやね」

帰りは木の枝に付けられた名札を読みながら下りました。
「瓜肌楓 ウリハダカエデ」「山毛欅 ブナ」「萩 ハギ」
「満作 マンサク」「小葉秦皮 コバノトネリコ」「令法 リョウブ」
「瓜楓 うりかえで」(ウリハダカエデとの違いは?)
「夜叉五倍子 ヤシャブシ」… 


これは「コバノガマズミ」。漢字も書いてありました。


「牛殺 ウシゴロシ」
恐ろしい名前です。枝の折れたように見える太い棘があります。

後は「捩木 ネジキ」から「赤松 アカマツ」の林に入りました。

霧訪山に登る

2009-05-26 13:13:23 | 山日記
キリトウヤマと読みます。
塩尻・辰野両市の境にある標高1305mの低山ですが、
地元では展望の良いことで知られています。
この山の名を知ったのは、小林康彦さんの「日本百低山」
(文春文庫版)です。
短い時間で登れて展望もよいこの山へ、松本へ孫の顔を
見に行く途中で寄り道しました。


5月22日、塩尻ICで長野道を降りて少し引き返す格好で、
飯田方面に向かいます。
かって三州街道と呼ばれた国道153号線の善知鳥(うとう)峠。
分水嶺の標識があるとおり、ここは日本海と太平洋へ流れる
水を分ける分水界の峠です。
これから登る霧訪山も分水嶺です。


小野神社の横から山に向い、細い農道を通って着いた
登山口。登山記念ノートの入った箱や「クマ出没注意」の
他に、「登山者の皆さんへ」という看板が立っています。
マッタケ山で「止め山」であることが一番で、次に「落雷」
が多いことなどの注意が書いてあります。
マツタケについては、こののち登山道のあちこちで、くどい
ほど再三注意の看板が出てきます。


10時45分、登山口をスタート。
どんよりした曇り空ながら、しばらくは降られずにすみそう
です。
いきなり急勾配のゴム代替プラスチック製の階段が約200段
続きます。
足慣らしなしの登りに、たちまち汗ばんでくる頃…


木の階段に変わってぐんぐん高度をあげていきます。


中腹に「御嶽山大権現」の石碑がありました。
横の標識によると裏面に「文化八年辛未天 講中」の文字が
彫られていることから、御岳信仰の人が祭事を行った場所の
ようです。


送電線鉄塔の立つ小さな広場に着きました。
かって山城があったという標識があります。(11時15分)
ここから少し勾配が弱まります。


登山道の両側には見事なアカマツの林が続きます。
マツに交じっていろんな樹木も出てきますが、名前を書いた
札が付けてあって勉強になります。


三角屋根の避難小屋がありました。
右手(東)が開けて霧ヶ峰の方角に弱い陽が当っているのが
見えます。


再び勾配が強まり、虎ロープや鎖が張られています。


11時55分、1305.4m、霧訪山山頂に着きました。
標識の側面に「日本の中心地・分水嶺」と記されています。
正面の道標には「下西条登山口←大芝山 頂上 →北小野
登山口」の文字(登山道は直角に交わる形でもう一つ)が
あります)。
右の円柱は展望図の入った方位盤、背後の山は美ヶ原です。


山頂の一角に立つ石祠・会地社(おうちしゃ)。
「小野神社の境外社の一つで…古代山岳信仰の地で健御名
方尊が跋渉された旧地といわれている。地元では、古くから
雨乞いの神としても信じられてきた。小野神社」


反対側から見た山頂。♀ペンの足元に二等三角点、背後に
中央アルプスが見えます。
残念ながら、この天候では360度の展望は望むべくもありません。
それでも北アルプスはかすかに立山が、八ヶ岳は蓼科山から横岳
あたりまでが見えました。南アルプスは雲の中です。

山頂でゆっくり昼食をすませ、写真を撮ったり、他の二つの登山道
をちょっと下ってみたりしているうちに、空模様がいよいよ怪しく
なってきました。
名残を惜しみながら山頂を後に(12時45分)、元の道を下って
13時20分、登山口に帰りました。

信州から帰りました

2009-05-25 09:22:49 | Weblog
金曜日から三日間、信州に行っていました。


22日。孫たちが学校から帰るまでにと、途中の塩尻で高速を降りて
霧訪山(きりとうやま)に登りました。

23日。息子家族と戸隠高原へ。


戸隠森林植物園でミズバショウを見たあと…


飯縄高原の「小天狗の森」へ。
忍者姫は小学1年生です。


大座法師池から望む飯縄山。


嫁の実家の別荘(温泉付き)で泊まった翌24日。
ご開帳で大賑わいの善光寺にお参りして昼に長野を発ち、
途中、雷雨に会いましたが夕方、無事に帰宅しました。

高速道路休日割引制度のおかげで、長野から7,850円の
通行料が1000円で走れました。
詳しくは後ほど…。

真夏日 (5月20日)

2009-05-20 18:23:10 | Weblog
予報では30度になるという日。
真昼間に歯医者さんから歩いて帰りました。


途中、こんな花が咲いていました。


何という名前の花でしょう?


帰ってようやく涼しくなる15時頃から矢田歩きに…。
一時間近く歩いて着いた「まほろば展望所」の温度計。
屋根の下で風があるのに27℃ありました!


たまらずスポーツドリンクをガブ飲み。


下山途中、こんな涼しげなタツナミソウが咲いていました。^

貴重種のギンラン

2009-05-19 17:31:48 | 矢田だより
矢田山の貴重な植物、ギンランです。


5月12日。開いたばかりの花をカメラを持って行かなかったので、
ケイタイで撮影しました。
もう一株、見つけたのですが、まだ本当に蕾だったので写真にも
撮りませんでした。


14日撮影。まだ花が開いていません。
この日、上の写真の株は12日咲いていた場所に見つかりませんでした。

5月18日、雨が上がったので花を楽しみに行きましたが、二株とも
いくら探しても見つかりません。
悲しいことですが、心ない人に持ち去られたとした考えられません。
ギンランは自然の中でないと育たないのをご存じないのでしょうか?
もう一つの貴重種・ミヤマウズラも2年前から見られなくなりました。
三株残っていたササユリも、去年は花を折られていました。

そういえば14日には、「ハイキングの会」と自称する人たちが
タケノコを掘っているのを、山の行き帰りに別の場所で二度見ました。
「採らないように」の標示があるのに、まったく悪びれたところがない
のに驚きました。

本当に悲しいことです。