ペンギン夫婦の山と旅

住み慣れた大和「氷」山の日常から、時には海外まで飛び出すペンギン夫婦の山と旅の日記です

タイの旅(3)- アユタヤへ-

2009-09-01 20:45:12 | 旅日記


バーンパインからアユタヤまではバスで20分ほどです。
この大きなバスに乗客は28人ですから、ゆったりしています。



アユタヤはチャオプラヤー川とその支流に囲まれた島のような地形ですが、
現在は美しい古代都市の中に多くの遺跡が残されています。
まず、ランチビュッフェで腹ごしらえ。ビールはお馴染みのシンハです。



市街地に入りました。
ロータリーにある仏塔の周りにも国旗と王妃の象徴の青い旗、そして大きな
王の肖像。
タイの国民がいかに自分の国を誇りとし、王室を敬慕しているかが分かります。



美しい街灯。若竹色の支柱の上で金色に輝く鳥が電灯を下げています。
道路沿いにこんな街灯がずうーと並んでいます。



ワット・プラ・マハタートの入り口です。バスを降りて遺跡に入ります。

タイの旅(2)-バーンパイン宮殿(続き)-

2009-09-01 17:10:42 | 旅日記
公的な性格を持つ外廷に対して、内廷は王と親族のためのプライベート
な場所です。



Phra Thinang Withun thasana (Ho Withun thasana)
プラ・ティナン・ウィトゥン・タサナー
小島にたつ見晴台です。宮廷の回りを展望するため、1881年、ラマ5世に
よって建てられたものです。
今は一般の観光客も登ることができます。
下をオレンジ色の僧衣をまとった僧侶が歩いています。



ゾウの形に整えられた植え込みが立つ、緑の芝生の横を通ります。
植え込みの動物には、他もシカやウマなど、中にはヘビまであります。



緑のウサギたちの視線の先には…



Sabakarn Rajaprayoon (サバカーン・ラジャプラヨーン?)
が見えます。
1876年、ラマ5世の兄弟が建てた二階建ての植民地風建築物で、現在では
恒久的にバーンパイン離宮での夏の別荘として使われています。



Phra Thinang Wehart Chamrun
プラ・ティナン・ウェーハート・チャムルーン。
Phra Thinang =公邸、Wehart Chamrun=天の光 の意味です。
中国商工会議所と同じ二階建ての建物で、1889年、チユラロンコーン王
(ラマ5世)に贈られました。
靴を脱いで中に入ると、その豪華さに驚きます。



中国式の建物の床は鳥や花木が描かれたタイル敷きで、窓枠には精細な透かし
彫りが施され、各部屋には黒檀の家具や美しい椅子が置かれ、伊万里焼の壺
などが飾られています。
残念ながら、内部は撮影禁止でした。



庭園内には様々な花が咲いています。離宮案内図(最初の画像)にも、外周に
ずらりと描かれています。これはプーメリアの花。



名前はわかりませんが、芳香を放つ白い花です。
落花が芝生に散り敷いていました。



バーンパイン宮殿は一般に公開されていますが、考えてみれば現王室の
所有物なのです。
各所に衛兵詰め所があり、ちょうど衛兵たちが立番交代のために行進して
いるのに出会いました。