ペンギン夫婦の山と旅

住み慣れた大和「氷」山の日常から、時には海外まで飛び出すペンギン夫婦の山と旅の日記です

ネパールの旅(13) - PATAN3

2009-09-27 08:51:41 | 旅日記
クンベシュワルから南へ、もう少しパタンの町を歩きます。
王宮の前をもう一度通って行くと、西側に大きな寺院があります。



15世紀創建(現在の建物は17世紀のもの)マチェンドラナート寺院です。



ご神体はラト(赤い)マチェンドラナートと呼ばれ、水の神様とも観音様とも
言われています。
雨期(5~6月)に行われるお祭りでは、山車に乗ってパトン市内を巡行され
ます。





本堂の美しい装飾に目を惹かれます。



この神様や仏様は、なぜ檻の中なんでしょうか?



次はマハボーダを見ようと、マチェンドラナートから一つ北の静かな通り
を東に歩きます。



さすが工芸の町と言われるだけに、仏像を作る店や金物細工の店が並んでいます。



街角に大きな仏塔がありました。
てっきり探していたマハボーダと思ったのですが、違いました。



こんなお寺がありました。
門から覗いていると、近くにいた親切なオジサンが手招きして案内して
くれました。
片言のネパール語の会話でよく通じませんが、「グッドマニ」という名の
お寺のようです。



マハボーダは、回りを全て仏像工房に囲まれた分かり難い場所にあります。
さんざん歩き回って、やっと仏像屋横の露地に入口を見つけました。



高さ30m近くもある砲弾型の仏塔(シカラ様式)全面に、無数(約9,000とも)
の仏像が彫刻されています。
16世紀後半にインドのブッダガヤの大塔を模して、親子三代が50年かけて制作。
現在のものは1934年の大地震後再建されたものです。



脇に立つこの小塔からも、その壮麗さがうかがえます。
もっとよく見るには、周囲の工房兼土産物屋の二階に登る仕掛けになっている
のですが、下から見るだけでにして拝観を終えました。