ペンギン夫婦の山と旅

住み慣れた大和「氷」山の日常から、時には海外まで飛び出すペンギン夫婦の山と旅の日記です

ネパールの旅(5)-カトマンドゥ散歩 <ダルバール広場1>

2009-09-16 11:57:06 | 旅の想い出
「ダルバール」はネパール語で「宮廷」の意味です。
ネワール族の三つの王朝が、ここに王宮を置き、カトマンズ王国の中心地となっていました。
ここには大小20に及ぶ寺院が建ちならび、独特の雰囲気を醸し出しています。



インドラチョークから歩いてくると、この地図の右上からダルバール広場に入ります。



以前は誰でも自由に入れたこの広場ですが、2003年には有料になっていました。
なお、今年(2009年)2月からはRS.300(ルピー) に値上げされています。
現地の人は無料で、観光客は入口でこのティケットを買って入場します。



まず目に入るのはこの光景です。こちら側の入口付近には小さな堂塔が多く、
凄い数のハトが群れています。
奥に見える高い塔のあるところは、王様一族の守護神を祀るタレジュ寺院です。



上は1997年、これは2006年の光景です。



タレジュ寺院入口のゲート。
庶民が入れるのは、年に一度のダサイン(10月の10日間)の期間に限られます。
2006年はちょうどこの期間に行ったので、大勢の人が行列を作っていました。



王族の守護神は、この高さ36.6mの堂塔に祀られています。



ダサインで大勢の人が塔に登っているのが見えます。



タレジュ寺院に入る道の角に石作りの神像が立っています。
シヴァ神の化身の一つ、カーラ・バイラーヴです。



一見、漫画ティックで可愛い感じですが、なかなかどうして。
右手は刀を振り上げ、左手には人間の生首を提げています。さらに
額にある三つ目の眼から殺人光線を発射する恐怖の神様です。
生け贄に羊などを捧げますが、代わりに大きな幸せを頂けるとか…。
お祈りする人の姿が絶えません。



すぐ次の辻から東を見たところ。突き当たり正面がハヌマン・ドガ(旧王宮)です。
赤いハヌマンが小さく見えています。