ペンギン夫婦の山と旅

住み慣れた大和「氷」山の日常から、時には海外まで飛び出すペンギン夫婦の山と旅の日記です

鈴鹿7マウンテン(2)-藤原岳

2008-08-21 17:48:02 | 四方山話
藤原岳 <1140m>



カルスト地形の花の名山として知られています。展望丘と呼ばれている最高点からは、文字通りの大展望が得られます。

1989.5.14.ふたりで、始めて大貝戸道から頂上に登り、カルスト台地の平頂丘を天狗岩まで散歩しました。下りは聖宝道を下りました。イチリンソウ、オドリコソウ、ヤマブキソウなどの群落が目立ちました。

93.06.06 89年と同じコースです。時期が悪く、ニシキウツギやオドリコソウが見られただけでした。



96.04.06 天城の万三郎山で知り合い、青笹に案内して貰った島田市のMさんらと聖宝寺道を登りました。残雪面の上や雪溶け水が流れる道をフクジュソウやユキワリソウ、セツプンソウの写真を撮りながら楽しく登りました。藤原山荘裏手の石灰岩が散らばる丘は、踏まないようにするのが難しいほどのフクジュソウの大群落でした。展望丘に登ったあと、大貝戸道を下りました。

96.04.30 この山の花に魅せられたMさんが再訪。雪が溶けて歩きやすくなった一ヶ月前の道はイカリソウ、イチリンソウ、ニリンソウ、ミヤマカタバミ、エンレイソウなどが花盛り。前回は雪に覆われていた谷あいに今は春の息吹がいっぱいです。8合目では待望のカタクリの花が現れました。天狗岩までの散在するドリーネの間の散歩では、満開のフクジュソウの大群落が連続しています。この夜は聖宝寺下の民宿「翠嵐荘」で名物の鱒料理で静岡の銘酒を味わいながら山の話しに花を咲かせました。



04.05.08 8年ぶりに訪れて、まず西藤原駅の変貌に驚きました。ウィステリヤ鉄道の表示があり、駅舎が機関車の形になっています。Wisteriaとは藤原町の町花・フジの花のことで、駅そのものを小テーマパークにしているそうです。聖宝寺道の花は時期が遅かったのか、すっかり少なくなっていて、天狗岩へのカレンフェルトの道にイチリンソウの群落が見事だったくらいです。展望丘への道は笹が切り開かれ、見違えるほど整備されていました。