ペンギン夫婦の山と旅

住み慣れた大和「氷」山の日常から、時には海外まで飛び出すペンギン夫婦の山と旅の日記です

カムチャッカ・アバチャ山(7)

2008-08-07 17:53:27 | 山日記
7月27日。山を下りる日です。朝から霧雨が降っています。
午前中、コリヤーク山麓の方へ花を見るトレッキングをしました。



今年は花の時期がいつもより早いそうですが、ここは谷間になっているので、まだまだいろんな種類の花が咲き残っています。



上の写真に点々と見えるのはウルップソウです。
花の写真は、後ほどゆっくりご覧に入れることとして…
心残りはまだコリャーク山が全容を見せてくれないことです。
ところが昼食をすませ、さんざん地リスと遊んで、迎えのバスを待っているとき…



次第に霧が薄れて青空が見えはじめ、そして遂にコリャーク山(3456m)が全容を現しました。



アバチャ山は真っ青な空をバックに白い噴煙を盛んに上げて、私たちと名残を惜しんでくれました。



車体にヒグマが描かれた帰りのバスが来ました。再び、ガタゴト道をひた走って町へ。
残念ながら午後遅くの市場は半分閉まっていて、品数もまばらでした。



近くの土産物屋で。
このヒグマの剥製が欲しかったのですが、持って帰れないので、カムチャッカ原住民の音楽CDを買いました。



同じパラトゥンカ温泉郷ですが往きとは別のホテル「ブルー・ラグーン」に泊まりました。
ここは新しい施設でシャワー室にはシャンプーもボディーソープも備えてあり、泊り客は部屋のバスタオルを持って別棟の温泉に入れます。
夕食後、温泉に行きました。温泉というより深い大きな温水プールで生暖かい程度です。ロシア人は水着を着てただ浸かっているだけ。変愚院は平泳ぎと抜き手で、その合間を縫って少し泳いでみました。しかし、目に悪そうで一往復でやめて、全長60mのウォータースライダーで遊びました。
曲がりくねって、途中から身体をひねられて暗闇の中に突入するので思わず悲鳴があがり、なかなかスリルがありました。

最後に、ぬるめの露天風呂の趣きがある小さいプールで身体を温めて部屋に帰り、帰国の準備をすませてぐっすり眠りました。