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ペンギン夫婦の山と旅

住み慣れた大和「氷」山の日常から、時には海外まで飛び出すペンギン夫婦の山と旅の日記です

今読んでいる本

2005-09-21 15:00:00 | 四方山話
この夏は戦後何度目かの妖怪ブームだったそうです。
京極夏彦の「姑獲鳥の夏」が映画化され、「妖怪大戦争」も大ヒット。
それにつられて…という訳では決してなく、親父譲りの怪談好きで、秋になってもこんな素敵なアンソロジーを読んでいます。



作者の柴田宵曲(しょうきょく)は明治10年生まれ、中学中退後、独学で俳句や短歌、文章を勉強されたという方ですが、「今昔物語」から明治の小説(たとえば半七捕物帖)までの資料を存分に駆使して、自分の易しい文章で紹介されています。

表紙の左上から時計と逆回りに、轆轤(ろくろ)首、狐の嫁入り、一つ目小僧ですが、右上は河童でしょうか?それにしては頭にお皿がないのが頷けませんが…
どれも、なにかユーモラスな感じで、私は幽霊よりも妖怪変化が好きです。