森下が2試合連続で炎上し開幕に不安を残す

広島　120 000 000 3
ＳＢ　400 500 00X 9

　開幕前最後の練習試合はソフトバンクに大敗を喫して、4勝7敗で全日程を終えました。

　先発の森下は、4回を投げて8安打3四球9失点と炎上してしまいました。
　初回に連打と四球で無死満塁のピンチを招くと、1死後上林と松田宣に連続適時打を浴びて4点を失うも、2回と3回はいずれも三者凡退に抑えて立ち直ったかと思いましたが、4回に四球と内野安打などで1死2,3塁のピンチを招き、野選と2失策も絡んで5点を失い、この回限りでマウンドを降りました。
　プロ入り後最速の154㎞を計測するなど球に力はあったようで、調子自体は悪くなく、4回の5失点も味方の拙守に足を引っ張られたものであり、不運だったと思いますが、初回は4安打2四球で4点を失うなど、配球や制球に課題があったとのことで、反省点に上げています。
　森下は、前回6月7日のオリックス戦も4回2/3で9安打6失点と打ち込まれており、2試合連続で大量失点したことは、開幕に向けての不安要素ではありますが、佐々岡監督も球の力強さを認めており、球自体には問題はなさそうなので、開幕までに修正を図って、シーズンでは大学No.1投手としての実力を存分に発揮してくれることを信じましょう。

　2番手以降に登板した高橋樹、塹江、薮田は揃って無安打に抑える好リリーフでした。前カードまでは中継ぎ陣が失点を重ねて崩壊状態でしたが、昨日、今日と最後の2試合はしっかりと抑えており、昨日は勝利の方程式が決まり、今日は懸案だった中継ぎ左腕が2人揃って好投したので、不安は解消されたと考えても良さそうですね。
　練習試合中盤まではどうなることかと思っていましたが、継投の形が出来上がって本当に良かったです。