広島 010 120 020 6
巨人 210 000 000 3
勝利投手:高橋昂1勝
敗戦投手:戸郷2勝2敗
セーブ:栗林7S
本塁打:[広島]鈴木誠6号、西川4号
[巨人]坂本4号
先発の高橋昂は、初回に無死1塁から坂本に2点本塁打を浴びると、さらに1死後岡本に2塁打を打たれるも、ウィーラーの左直が併殺になり2失点で踏ん張りましたが、2回には小園の失策と安打などで1死1,3塁とされ、戸郷のスクイズで1点を失いました。
打線は、2回に長短打と四球で無死満塁として、小園の内野ゴロの間に1点を返すも、続く高橋昂と菊池涼が凡退して追加点を奪えませんでしたが、4回2死後に安打と四球で1,2塁として、高橋昂が適時打を放って1点差に追い上げました。続く5回には無死1塁から鈴木誠が2点本塁打を放って逆転に成功しました。
高橋昂は、4回も1死2塁のピンチを招くも、廣岡と炭谷を凡打に打ち取って無失点で凌ぐなど、3回から5回は1安打無失点に抑えました。6回も続投して1死後岡本に安打を打たれたところでマウンドを中田に譲りました。
代わった中田は、ウィーラーに四球を与えて1,2塁とピンチを拡大させるも、中島を併殺に打ち取って無失点で切り抜けたことで、高橋昂は6回1/3を投げて6安打3失点でした。
7回は大道が安打と犠打で1死2塁のピンチを招くも、後続を断って無失点で凌ぐと、直後の8回に無死1塁から西川が2点本塁打を放ってリードを3点に広げると、8回裏は塹江が2死後に四球と2塁打で2,3塁のピンチを招くも中島を投ゴロに打ち取って無死点で凌ぎ、9回は栗林が連続四球で無死1,2塁のピンチを招きましたが、代打重信を三振、大城を中飛、坂本を遊ゴロに打ち取って無失点に抑えて、高橋昂に手術後の初勝利をプレゼントするとともに、チームの連敗を3で止めました。
高橋昂は、初回にいきなり2点を失い、さらに2回には小園の失策から1点を失う苦しい投球となりましたが、ここから立て直して3回以降は制球が安定して、変化球を低めに集める素晴らしい投球で追加点を与えず、味方打線に流れを呼び込み、5回の鈴木誠の逆転本塁打を呼び込みました。
高橋昂が序盤で3点を失うも、3回以降は立て直して必死に投げる姿、さらには自らの適時打が野手陣の奮起を呼び、5回の鈴木誠の逆転弾、8回の西川の本塁打に繋がったと思います。
この1勝はチームの雰囲気を変える大きな勝利であり、明日からの試合は本来の攻撃スタイルが戻ってくるように感じました。高橋昂がチームを救う存在になるかもしれませんね。