広島 103 010 020 7
中日 100 200 000 3
勝利投手:大道1勝
敗戦投手:松葉2敗
本塁打:[広島]菊池涼5号、鈴木誠4号
中村奨が1軍に昇格し、即2番左翼でスタメン出場する驚きのスタメンを組むと、初回に菊池涼が先頭打者本塁打を放ち先制点を挙げるとともに、チームに32イニングぶりの得点をもたらしました。
大瀬良が下半身のコンディション不良により先発を回避したため、遠藤が急遽先発しましたが、3安打で2死満塁のピンチを招くと、自らの牽制悪送球で同点に追いつかれてしまいました。
それでも打線が3回に1死後、中村奨の四球と安打で1,2塁として、鈴木誠の3点本塁打で3点を勝ち越すも、遠藤が4回に連打と四球で1死満塁のピンチを招き、2死後に京田に2点適時打を浴びて降板となってしまいました。
なおも2死1,2塁のピンチでマウンドに上がった中田が、福田を三振に斬ってピンチを凌ぐと、直後の5回に中村奨のプロ初安打となる2塁打で無死2塁のチャンスを作り、2死後に會澤の適時内野安打で1点を追加しました。
6回は安打と連続四球で2死満塁としながら、西川が遊飛に倒れてしまいましたが、8回に連打で1死1,2塁とすると、代打長野の適時打と西川の犠飛で2点を追加して試合を決めました。
5回は菊池保、森浦と小刻みな継投でかわすと、6回からは大道が登板して、いきなり連打で無死1,2塁とされましたが、福田を併殺に打ち取るなど無失点で切り抜けると、7回も続投して三者凡退に抑えました。
8回は塹江、9回は栗林がともに三者凡退に抑えて、中日に快勝してチームの連敗を3で止めました。
中村奨が1軍に昇格したことも驚きましたが、初スタメン、それも本職の捕手ではなく左翼での起用には更に驚かされました。中村奨は、スタメン起用した首脳陣の期待に応え、3回には四球で出塁して鈴木誠の勝ち越し本塁打を呼び込み、5回にはプロ初安打の2塁打で追加点に導きました。
昨日までは貧打に苦しみ、重苦しい空気が漂っていましたが、菊池涼の先頭打者本塁打で振り払うと、中村奨がチームに勢いを付けました。チームに欲しかったラッキーボーイが中村奨になるとは予想外でした。中村奨を起用した首脳陣の判断は凄いです。これでチームにも勢いが付くはずですね。