明日から始まる春季キャンプに向けて、1軍選手、首脳陣らは沖縄市に、2軍は日南市に移動しました。
宿舎到着後はミーティングが行われ、佐々岡監督は選手にキャンプでの競争を求めたようです。野手はレギュラー争い、投手は先発ローテ争いがありますが、その中でも中継ぎ陣争いを今年のキャンプの最大のテーマとしました。
昨年は開幕してからしばらく勝ちパターンを確立できず、開幕ダッシュに失敗して躓くと、そのまま低迷する最大の要因となりました。
今季は抑え最有力のフランスアが新型コロナウイルス感染で来日が遅れ、キャンプ合流が遅れることから開幕までに状態が上がらない可能性があり、さらに新外国人バードに至っては来日の目途が立っていない状況となっています。また、昨季勝ちパターンを担った塹江やケムナについても、昨季通りの活躍ができるとは限らないことから、昨季不調だった実績組の復調はもちろん、新しい戦力の台頭は欠かせません。
佐々岡監督は、救世主の台頭に期待しつつ、さまざまな可能性を探っていく方針で、先発ローテ争いに加わる選手からの配置転換の可能性も示唆したようなので、誰が勝ちパターンの中継ぎ入りをするのか予測がつきません。それだけ争いが激しいということを物語っており、今キャンプ最大のテーマになるのは頷けます。
これから1か月のキャンプ、そしてその後のオープン戦とどんな争いになって、誰が勝ち抜くのか楽しみですね。
また、佐々岡監督は、昨年はキャンプイン前日に大瀬良に開幕投手を任せる考えを明言しましたが、今季は明言せず、競争して決める意向を示しました。大瀬良が本命と思われますが、手術明けということで状態を見ながら、九里や森下を含めて3人で争わせるようです。こちらも中継ぎ争い同様に気になりますね。