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バリントン2カ月半ぶりの3勝目

2013年06月27日 21時53分35秒 | 試合結果
巨人 200 000 000 2
広島 000 002 10X 3
勝利投手:バリントン3勝6敗
セーブ:ミコライオ2勝2敗13S
敗戦投手:宮國2勝3敗
本塁打:[巨人]阿部20号
     [広島]エルドレッド5号、會澤3号

 今日負けると早くも自力優勝の可能性が消滅するという試合は、先発のバリントンは制球が安定せず甘い球もありましたが、要所を締める粘り強い投球でした。
 初回は2死1塁から阿部に本塁打を浴びて2点を失いましたが、3回1死1,2塁では阿部を併殺に打ち取り無失点で切り抜けました。4回と5回も得点圏に走者を背負うも、後続を抑えて追加点を与えませんでした。
 そして、6回には3連打で無死満塁の大ピンチを迎えましたが、宮國のスクイズを失敗させて併殺を奪うと、長野を三振に仕留めて無失点で凌ぎました。
 
 調子の上がらない打線は、今日も宮國を捕えられず苦しい展開となりました。初回に2四球で1死1,2塁のチャンスを貰うも、走塁死にエルドレッドが三振に倒れて得点できませんでした。
 5回まで散発2安打に抑えられて、今日もこのまま終わるかと思いましたが、6回にルイスの2塁打をきっかけに1死3塁とすると、2死後にエルドレッドが2点本塁打を放って同点に追い付きました。
 更に7回には會澤に本塁打を飛び出して、勝ち越しに成功しました。

 8回からは今井が登板し、無死1,3塁のピンチを招きましたが、後続を内野ゴロ2つと中飛に打ち取って無失点で凌ぐと、9回はミコライオが三者凡退に抑えて、巨人に逆転勝ちしました。
 バリントンが4月10日以来となる3勝目を挙げて、チームはカードの連敗を5で止めるとともに、ようやくカード2勝目を挙げることができました。そして1日で3位に浮上しました。


 野村監督がエルドレッドに求める流れを変える一発が最高の場面で飛び出しました。伏線は6回表のバリントンの投球でしょう。無死満塁の大ピンチで、追加点を奪われると、今の打線の状態では、ほぼ試合が決まってしまうという苦しい状況でしたが、バリントンはスクイズを失敗させて、併殺を取るというこれ以上ない最高の結果となりました。
 このピンチを無失点で凌いだことで、流れがカープに傾きかけると、ルイスが2塁打で流れを引き寄せ、エルドレッドが本塁打を放って、完全に流れを変えました。もしここで無得点に終わっていたら、今日も零封されていたかもしれません。エルドレッドの本塁打はとても大きな意味のある一打でした。
 エルドレッドは不振に苦しんでいますが、この一発が復調のきっかけになってほしいですね。そして今日のような試合展開を変える本塁打をどんどん打ってほしいですね。

 バリントンに久々の白星が付きました。ここまで好投しながら打線の援護に恵まれず、防御率2.55と先発陣で最も安定した投球を続けていながらも2カ月半も白星から遠ざかり、6敗も喫していました。
 それでも腐ることなく、チームの勝利を最優先に考えて、先発として与えられた仕事をしっかりとこなしていました。今日も打線が沈黙する中、粘り強い投球で、追加点を与えなかったところは流石です。
 今日の白星をきっかけに、打線との兼ね合いも良くなって、白星を積み重ねていってほしいですね。
 
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