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野村がドラフト1位対決を制する

2013年06月09日 21時28分54秒 | 試合結果
西武 100 000 011 3
広島 000 000 32X 5
勝利投手:野村3勝3敗
セーブ:ミコライオ1勝2敗12S
敗戦投手:十亀5勝3敗
本塁打:[西武]上本1号
     [広島]松山4号、菊池4号

 両チームの先発は11年ドラフト1位どおしの対決となり、お互いに一歩も引かない投手戦になりました。野村は初回に連打で無死1,3塁とされると、片岡の内野ゴロの間に1点を失いましたが、球を低めに集めて西武打線に内野ゴロの山を築かせて、2回から6回は1安打に抑えました。
 7回に先頭ヘルマンへの四球をきっかけに、安打と四球で1死満塁のピンチを迎えましたが、十亀を三ゴロ、栗山を左飛に打ち取り、最大のピンチを無失点で凌ぎました。

 一方の打線は十亀に対して全くタイミングが合わず、三振の山を築き6回までに9個の三振を奪われ、安打はたったの1本と、ほぼ完全に抑えられました。
 しかし、7回に菊池の丸の連打に暴投で無死2,3塁の逆転機を作ると、1死後に松山が3点本塁打を放って逆転に成功しました。
 
 8回からは今村が登板するも、連打と四球で無死満塁のピンチを作ってしまいました。しかし、ここで踏ん張りヘルマンの併殺打の間の1失点に抑えてリードを守りました。
 その裏に安打と敵失で無死2塁のチャンスを貰いましたが、代打上本が犠打を失敗してチャンスを潰したかと思われましたが、2死後に菊池が2点本塁打を放って、失敗を帳消しにしました。
 9回はミコライオがマウンドに上がり、2死から代打上本に本塁打を浴びて1点を失ったものの、最後は栗山を左飛に打ち取り西武に連勝しました。これで今季の西武戦は4戦全勝となりました。また、チームの連勝も3まで伸びて、野村監督が言った6連勝も見えてきましたね。


 6回までは十亀に完全にお手上げでした。しかし、7回に先頭の菊池がセーフティーバントを決めて出塁すると、試合の流れが変わり始め、無死2,3塁の逆転機を迎えました。ここで、前の回までで唯一安打を放っていた期待のエルドレッドが三振に倒れて嫌な雰囲気に成りかけましたが、松山が悪い流れを一気に吹き飛ばす値千金の本塁打を放ちました。
 そして8回は1点差に追い上げられて追加点が欲しいところで、上本が犠打を失敗して無死2塁が1死1塁となりチャンスを潰してしまいました。この流れで9回を迎えるのは怖いと思っていましたが、菊池が本塁打を放って上本のミスを取り返しました。今日の勝敗を左右するとても大きな一打でした。
 2本とも悪い流れに成りかけた時に飛び出しており、これこそ値千金の一打だったと思います。ミスを取り返すことができるようになってきたということは、打線の状態が上向いてきた証拠ですね。

 野村が持ち味を存分に発揮しました。相手が同期で同じドラフト1位の十亀ということで、いつも以上に気合が入っていたのではないでしょうか。初回こそ失投を捕えられて無死1,3塁のされましたが、ここは内野ゴロの間の1失点に抑えて、最少失点で切り抜けました。
 その後はほぼ危なげない投球で、野村らしさが出ていました。最大のピンチとなった7回は、打順に助けられた面もあったと思いますが、それでも無失点で凌げたのは、ピンチでも冷静になれている証拠だと思います。
 前田健とバリントンの次回登板が未定となっている状況で、昨日の中崎と今日の野村の好投は心強いですね。
 交流戦も残り5試合となりました。この調子で最後を良い形で締めてほしいですね。

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