黒田残留へ

　ドジャースとの3年契約が終了してFAとなった黒田が、ドジャースに残留する方向で最終調整に入っているとの情報がありました。契約内容は1年契約で年俸は約10億円のようで、週明けにも合意する見通しのようです。今季の黒田は31試合いずれも先発で登板し、自己最多の11勝を挙げて防御率3.39の成績を残していました。

　黒田はシーズン終盤から日本球界への復帰が濃厚であると言われてきていましたが、ここにきて急に残留へと転換してしまいました。たぶん当初は日本に戻るつもりだったと思われますが、メジャーで自己最高の成績を残せたことで、来季もメジャーでプレーして、更に上を目指したいという気持ちが生まれてきたのではないでしょうか。
　来季からカープに復帰すると思われていたのでショックではありますが、来季もメジャーで活躍してほしいので、応援していきたいと思います。

　カープにとっては大きな誤算となりました。球団としても黒田の獲得は今オフ最大の補強として位置付けていたでしょうから、来季の構想が早々に崩れてしまったでしょう。ただ、まだ11月前半ですから、今から国内FAなども動きだすので、今なら構想の練り直しは可能でしょう。球団にはいち早く来季の構想を固めて、しっかりとした補強をしてほしいですね。