カープな毎日

カープファンのひとりごと。

打線沈黙の完敗

2010年09月25日 23時34分29秒 | 試合結果
広島 100 000 002 3
阪神 300 003 20X 8
勝:メッセンジャー5勝6敗
敗:ジオ8勝7敗
本:[阪神]新井19号

 初回に栗原の安打などで2死1,3塁とすると、嶋の適時打で1点を先制しましたが、2回以降はメッセンジャーを捕えることができず、5回まで1安打に抑えられて全く得点できる気配がありませんでした。
 先発のジオは1点を先制した直後の1回裏に平野と鳥谷に連打された後、新井に3ランを打たれて逆転を許してしまいました。2回以降は立ち直ったものの、6回に1死1塁から3塁の中谷が落球して1死1,2塁とされると、坂と林に連続適時打を打たれて痛い3点を失い、この回で降板となってしまいました。
 調子付いた阪神打線に対して、2番手大島は1死から連続四死球を与えると、ブラゼルの適時打などで2点を失って試合は決してしまいました。
 9回に四死球で1,2塁とすると中谷がプロ初安打となる適時打を放つなど2点を返して意地を見せましたが、失点が大きく阪神に完敗となってしまいました。

 ポイントは6回の攻防でしょうね。2点を追いかけるカープはメッセンジャーに手こずっていましたが、木村が安打を放ってこの試合初めて先頭打者を出塁させました。しかし次打者天谷は投ゴロに倒れてしまい、走者を進めることさえできませんでした。栗原が四球を選び1,2塁とすると阪神はスパッとメッセンジャーを諦めて渡辺を投入して嶋と廣瀬を打ち取り得点を与えませんでした。
 逆にカープは1死1塁から中谷が失策を犯してピンチを広げると、ジオがあっさりと坂に2点3塁打を、代打林にも適時打を打たれてしまいました。
 6回の阪神は1点も失いたくないという継投で守り抜いているのに対して、カープは失策から簡単に崩れてしまいました。
 もちろん相手は優勝争いを繰り広げているチームですから、1勝への執念はカープとは比べ物になりません。それでもカープも中谷を除けばほぼベストメンバーで戦っているのですから、来季を見据えた戦いではなく、勝利を目指す戦いだと思います。それであれば選手とベンチには目の前の1勝に拘って戦ってほしいですね。今日の試合を見る限り、勝利への拘りを感じることができなかったのは残念です。
 
 中谷が5年目にしてようやくプロ初安打、初打点を挙げました。打撃センスの良さを認められて育成から支配下に登録され、2軍では結果を出しても1軍では結果が出ていませんでしたから、今日の安打は嬉しかったことでしょうね。この安打を励みにして頑張ってほしいです。
 一方で課題の守備では致命的な失点に繋がる失策を犯してしまいました。これは反省点ですね。今日の失敗を糧にして練習に励んでほしいですね。
 他球団では育成出身選手が活躍していますが、カープでは未だに成果が出ていません。中谷とソリアーノには1軍で活躍できるように頑張ってほしいですね。
  
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