豚骨劇場

東北地方大地震により被災された方々に対し、心よりお見舞い申し上げます。一日も早い復興を心からお祈り申し上げます。

凍える牙(字幕)

2012年10月17日 23時57分19秒 | シネレポ2010


解説: 人気作家・乃南アサの直木賞受賞作を基にした、クライム・サスペンス。
原因不明の人体発火事件を追い掛けるベテランと新人の刑事コンビが、
犬とおおかみを交配させた“殺人犬”が絡む驚がくの真相と対峙していく。
『マルチュク青春通り』のユ・ハがメガホンを取り、緩急自在なタッチで異様な事件の行方を活写。
『グエムル -漢江の怪物-』などのソン・ガンホが、出世コースから外れた哀愁漂う中年刑事を力演する。
彼とコンビを組む刑事に『悲夢(ヒム)』のイ・ナヨンがふんし、
バイクを駆る迫力のアクションを体当たりでこなしている。
シネマトゥデイ(外部リンク)


あらすじ: 車中にいた男の体が突如として燃え上がり、車ごと全焼する事件が起きた。
ベテランのサンギル(ソン・ガンホ)と元白バイ警官の新人ウニョン(イ・ナヨン)の二人が事件を担当するが、
サンギルは自殺だと判断。だが、遺体に獣のかみ跡があり、腰に締めたベルトに発火装置と強い引火性のある化学物質が見付かる。
さらに、被害者が麻薬絡みの犯罪者であったことを突き止めたサンギルたちは、彼の周辺を念入りに調べていく。
そんな中、被害者の知人である前科者が、おおかみとも犬ともつかぬ獣に殺されるという新たな事件が起きる。


なかなか面白かった。
さすがこのジャンルの韓国映画は面白い。
原作は日本の小説なんですね。

始まって早々、人体からの自然発火で焼死するという
衝撃的な始まり方で、どんな猟奇的な事件に発展していくのかと
期待してたら、発火の種明かしはあっさりとされて、
その後は狼犬による殺人という意外な展開へ。
しかし、どちらかというと事件の謎に迫るよりも
ベテラン刑事のサンギルと新人女刑事のウニョンとの
人間模様が中心に話が進むといった感じ。
だから若干、事件の真相に迫る部分に関しては雑な印象を
受ける部分もありました。
ま、でも多分日本で映画化されてもこの完成度には達しなかったと思います。
なかなか見応えありました。